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国内市況ニュース

日経平均は246円高と大幅続伸、米株高・円安で買い優勢―値がさ主力株中心に堅調=1日前場

2023-08-01 11:48:00.0

 1日前場の日経平均株価は前日比246円31銭高の3万3418円53銭と大幅続伸。朝方は、買い優勢で始まった。7月31日の米国株式市場は、利上げ終了期待が続き主要株価指数がそろって上昇。円安歩調も支えとなり、日経平均は上げ幅拡大の流れとなり、前引け近くには3万3439円11銭(前日比266円89銭高)まで上伸した。なかで、半導体関連など値がさ主力株中心に堅調となり、指数をけん引した。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の35円強を筆頭にファストリテ<9983>が28円強、アドバンテスト<6857>が27円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、電気・ガス、海運、鉱業、医薬品など32業種が値上がりし、銀行の1業種が値下がりした。東証プライム銘柄の56.0%が上昇した。

 東証プライムの出来高は8億6713万株、売買代金は2兆1918億円。騰落銘柄数は値上がり1028銘柄、値下がり743銘柄、変わらず64銘柄。

 市場からは「日銀の金融政策決定会合後の長期金利上昇は限られ、一方で円安が進み、買い安心感につながっている。ただ、今後は相次ぐ決算をにらみ、個別株物色の色彩が一段と強まってくる」(国内投信)との声が聞かれた。

 業種別では、東電力HD<9501>、関西電力<9503>、東北電力<9506>などの電気・ガス株が上昇。川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も高い。小野薬<4528>、塩野義薬<4507>、中外薬<4519>などの医薬品株も引き締まった。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、日産自<7201>、トヨタ<7203>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>などの輸送用機器株も買われた。コマツ<6301>、日立建機<6305>、クボタ<6326>などの機械株も値を上げた。

 半面、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、ゆうちょ銀行<7182>などの銀行株が軟調。

 個別では、エンプラス<6961>、テクノスJ<3666>がストップ高となり、マキタ<6586>などの上げも目立った。半面、クイック<4318>、アイエスビー<9702>、伯東<7433>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社