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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

純資金流入額は1兆5,406億円と高水準、国際株式型が伸びる−2024年6月推計資金流出入

2024-07-04

 ウエルスアドバイザーの独自推計によると、2024年6月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は1兆5,406億円の純資金流入となり、13カ月連続の流入超過となった。純資金流入額は前月比5.2%増となり、6カ月連続で1兆円を超えた。確認可能な1997年4月以降で見て、2007年3月の1兆7,342億円、今年4月の1兆5,416億円に次ぐ高水準となった。国際株式型で資金流入額の伸びが目立った。

 ウエルスアドバイザーの大分類別で「国際株式型」は1兆3,791億円の純資金流入となり、48カ月連続の流入超過かつ大分類別でトップとなった。純資金流入額は前月比19.9%増となり、確認可能な1997年4月以降で最高となった。

 国際株式型をカテゴリー別に見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が6,410億円の純資金流入(前月比19.1%増)となり、9カ月連続で全カテゴリーにおける流入超過額トップ、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が4,138億円の純資金流入(同21.8%増)で第2位、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」が2,448億円の純資金流入(同25.4%増)で第3位となった。トップ3カテゴリーは前月と変わらなかった。

 個別ファンドでは、純資金流入額上位25ファンドのうち22ファンド(前月は21ファンド)を国際株式型が占めた。純資金流入額トップ3ファンドは前月と変わらず、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が1,962億円の純資金流入となり8カ月連続でトップ、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1,682億円で第2位、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が1,299億円で第3位となった。

 また、「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」、「ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド」、「フィデリティ・世界割安成長株投信Dコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)の3ファンドは純資金流入額が増加し、上位10位内に浮上した。

 大分類別で「バランス型」が1,273億円の純資金流入となった。純資金流入額は前月比10.7%減となったが、「国際株式型」に続いて第2位となった。カテゴリー別では、「バランス」が1,020億円の純資金流入で第5位、「成長」が311億円の純資金流入で第10位となった。個別ファンドでは、「のむラップ・ファンド」シリーズの『普通型』が198億円の純資金流入、『積極型』が144億円の純資金流入となり、いずれも前月に続いて個別全ファンド中の上位25位内となった。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※2024年6月はウエルスアドバイザー推計値

「国内株式型」の純資金流入額は前月比91.9%減、REIT型は純資金流出続く

 「国内株式型」が122億円の純資金流入となった。7カ月連続の純資金流入額となったが、前月比では91.9%減となった。225連動型ファンドが598億円の純資金流出となり、前月の198億円の純資金流入から流出超過に転じた。

 REIT型は流出超過が続き、「国内REIT型」は83億円の純資金流出(前月は51億円の純資金流出)、「国際REIT型」は157億円の純資金流出(同181億円の純資金流出)となった。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください


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