投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

純資金流入額は7,134億円と7カ月ぶり増加、国際株式型復調-2025年8月推計資金流出入

2025-09-05

 ウエルスアドバイザーの独自推計によると、2025年8月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は7,134億円の純資金流入となり、27カ月連続の流入超過となった。前月比では7カ月ぶりに増加した。国際株式型が復調したほか、国内株式型では流出超過額が減少した。

 ウエルスアドバイザーの大分類別で「国際株式型」は7,077億円の純資金流入となり、62カ月連続の流入超過かつ大分類別でトップとなった。前月比では63.1%増となり、7カ月ぶりに増加した。国際株式型をカテゴリー別に見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が3,003億円の純資金流入(前月比約3.1倍)となり、全カテゴリー中で流入超過額トップ。「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が2,298億円の純資金流入(同11.4%減)で第2位、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が2,191億円の純資金流入(同約2.1倍)で第3位となった。

 個別ファンドでは、全ファンドにおける純資金流入額上位25ファンドのうち18ファンド(前月も同じ)が国際株式型となった。「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)が1,685億円の純資金流入(前月比10.7%増)で全個別ファンド中トップ、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)が1,595億円の純資金流入(同6.4%増)で第2位、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1,134億円の純資金流入(同23.5%増)で第3位、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」が574億円の純資金流入(同21.5%増)で第4位となった。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※2025年8月はウエルスアドバイザー推計値

バランス型は53%増、国内株式型は流出超過額が大幅に減少

 大分類別で「バランス型」が980億円の純資金流入となった。前月比53.2%増加し、20カ月連続の流入超過となった。カテゴリー別で見ると、バランスが548億円の純資金流入(前月比35.6%増)で全カテゴリー中第5位、安定成長が280億円の純資金流入(同9.9%増)で第6位となった。個別ファンドでは、「ROBOPROファンド」が180億円の純資金流入(前月比16.7%減)となり、前月に続いて個別全ファンド中第10位となった。

 大分類別で「国内株式型」は1,227億円の純資金流出となった。4カ月連続の流出超過となったが、流出超過額は前月の2,338億円から大幅に減少した。225連動型ファンドの流出超過額が444億円と前月の約1,100億円から減少した。個別では、「ニッポン中小型株ファンド」が131億円の純資金流入(前月は6億円の純資金流出)となり、個別全ファンド中で第18位となった。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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