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国内市況ニュース

日経平均は13円安と小幅続落、円安一服が重しで下げ転換―輸出関連株が軟調=26日前場

2023-07-26 11:45:00.0

 26日前場の日経平均株価は前日比13円51銭安の3万2669円00銭と小幅続落。朝方は、25日の米国株高を支えに日経平均は寄り付き直後に3万2724円25銭(前日比41円74銭高)まで強含んだ。ただ、円安一服が重しとなり、まもなく下げに転じた。自動車など輸出関連株が軟化し、株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、下げ幅を広げ、一時3万2488円52銭(同193円99銭安)まで下落した。一巡後は、円伸び悩みもあって持ち直し、再度プラス圏入りする場面もあったが、買いは続かず、前引けにかけて小安い水準で推移した。

 日経平均マイナス寄与度ではアドバンテスト<6857>の12円強を筆頭にダイキン<6367>が6円強、デンソー<6902>が6円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、輸送用機器、ゴム製品、海運など19業種が値下がりし、鉄鋼、パルプ・紙、電気・ガスなど14業種が値上がりした。東証プライム銘柄の53.1%が下落した。

 東証プライムの出来高は6億6300万株、売買代金は1兆4503億円。騰落銘柄数は値上がり742銘柄、値下がり976銘柄、変わらず117銘柄。

 市場からは「ドル・円の細かな動きに左右され、短期筋が売買しているようだ。基本的に日本時間27日未明に発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を前にして様子見だが、27−28日には日銀の金融政策決定会合が控えており、それを通過するまでは神経質な展開になるだろう」(銀行系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、日産自<7201>、トヨタ<7203>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>などの輸送用機器株が軟調。住友ゴム<5110>、浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株も安い。川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株もさえない。任天堂<7974>、バンナム<7832>などのその他製品株や、住友電工<5802>、古河電工<5801>、大阪チタ<5726>などの非鉄金属株も値を下げた。

 半面、神戸鋼<5406>、日本製鉄<5401>、東製鉄<5423>などの鉄鋼株が堅調。日本紙<3863>、三菱紙<3864>、レンゴー<3941>などのパルプ・紙株も高く、東電力HD<9501>、北陸電力<9505>、沖縄電力<9511>などの電気ガス株も買われた。大塚HD<4578>、中外薬<4519>、小野薬<4528>などの医薬品株も堅調。

 個別では、CYBOZU<4776>、富士通ゼネラル<6755>、KOA<6999>などが値下がり率上位。半面、ソースネクス<4344>、富士紡HD<3104>、JNS<3627>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社