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国内市況ニュース

日経平均は99円高と3日続伸し高値引け、大型株の一角が引き続き堅調=4日後場

2023-04-04 15:22:00.0

 4日後場の日経平均株価は前日比99円27銭高の2万8287円42銭と3営業日続伸し、高値引け。朝方は、3日のNYダウ上昇を支えに大型株を中心に買いが先行した。日経平均は直後に下げに転じる場面もあったが、先物買いを交えて切り返した。下値は堅く、大引けにかけてゆっくりと上値を切り上げた。なかで、大型株の一角が引き続き堅調となり、指数を支えた。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の31円強を筆頭にダイキン<6367>が10円、東エレク<8035>が9円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、その他製品、鉱業など24業種が値上がりし、鉄鋼、空運、サービスなど9業種が値下がりした。東証プライムの騰落銘柄数はほぼイーブンだったが、時価総額および流動性の高い大型株100銘柄で構成される「TOPIX(東証株価指数)100」を中心に高かった。

 東証プライムの出来高は11億6147万株、売買代金は2兆8866億円。騰落銘柄数は値上がり889銘柄、値下がり853銘柄、変わらず93銘柄。

 市場からは「新年度相場で機関投資家の益出しもあろうが、新規資金の流入で下値は堅い。上げに勢いはないが、売り仕掛けの動きも出にくい。ただ、週末7日の米3月雇用統計に向けて米経済指標の発表が予定されているだけに、ここから上は買いにくい」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。任天堂<7974>、ヤマハ<7951>などのその他製品株も堅調。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、東電力HD<9501>、関西電<9503>、九州電<9508>などの電気・ガス株も高い。京成<9009>、京急<9006>、阪急阪神<9042>などの陸運株も値を上げ、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密株も引き締まった。

 半面、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株が軟調。ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株もさえない。楽天グループ<4755>、エムスリー<2413>などのサービス株や、オリックス<8591>、三菱HCキャ<8593>などのその他金融株も安い。

 個別では、安永<7271>、ミツバ<7280>、加藤製<6390>などが値上がり率上位。半面、ネクステージ<3186>、KeePer<6036>、トビラS<4441>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社