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2024-06-10 16:43:00.0
2024-06-10 16:43:00.0
日本全国で新たな地熱発電所が立ち上がる。三菱マテリアル<5711.T>や三菱ガス化学<4182.T>、Jパワー<9513.T>が共同出資する安比地熱発電所(岩手県八幡平市)の営業運転が今年3月に始まり、九州電力<9508.T>も鹿児島県霧島市で「バイナリー方式」で国内最大級の発電所を建設する。日本の地熱資源量は世界3位を誇り、再生可能エネルギーの切り札として有力だ。関連銘柄に狙いを定めたい。
<開発相次ぐ、規制緩和も期待>
政府は2050年のカーボンニュートラル達成に向け、再エネの電源構成比で地熱の割合を30年に1%程度(11年は0.2%)に引き上げる目標を掲げる。地熱は太陽光(30年に14〜16%)と比べてエネルギーミックスに占める比率は低いものの、天候に左右されず、資源が枯渇することもないため一定量を安定的に発電できるメリットがある。
このため中・長期のポテンシャルは大きく、今後は開発を後押しする規制緩和も想定される。政府が今年度中にも打ち出す40年までの新たな電源構成の計画で、ウエートが高まるかが注目される。
地熱発電の開発は一時停滞していたものの、FIT(固定価格買取制度)の導入をきっかけに潮目が変わった。安比以外にも、東京ガス<9531.T>が熊本県で施設の建設に着手し、北海道函館市では道内で2番目の規模を持つ発電所が完成した。INPEX<1605.T>も北海道標津郡で地熱発電の資源調査に乗り出すなど、民間企業の動きは盛んだ。
<富士電機、鉱研工業など有力>
富士電機<6504.T>は、地熱発電用のタービンで世界トップクラスを誇る。比較的低温でも発電できる「バイナリー式」も手掛け、設備の保守やメンテナンスにも強い。
オリックス<8591.T>も発電所建設に向けた調査や検証の事業を手掛ける。K&Oエナジーグループ<1663.T>は地下資源開発と掘削技術を活かし、地熱井掘削に注力。日鉄鉱業<1515.T>は九州電向けで実績を持つ。
また、鉱研工業<6297.T>はボーリング機械の最大手。温泉やトンネルの掘削工事で活躍する。地下100メートル程度までの浅い場所に存在するエネルギー「地中熱」の活用にも力を入れており、熱交換器を用いたヒートポンプ式の冷暖房システムを展開する。このほか、アストマックス<7162.T>も地熱発電の事業化に取り組んできた。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-06-05 13:12:00.0
2024-06-05 13:12:00.0
SMBC日興証券は4日付で、九州電力<9508.T>の投資評価「1」(3段階中最上位)を継続した。目標株価は1210円から2290円に引き上げた。
同証券では、同社がバランスシートの改善を図りながらも増配を続けることができるとみている。電力需要の力強い成長を織り込まない予想でも、株価は割安としている。
午後1時11分時点の株価は、前日比68円高の1793円。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-06-05 09:56:00.0
2024-06-05 09:56:00.0
◎野村証券(3段階・Buy>ニュートラル>リデュース)
東武<9001.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、3800円→3000円
小田急<9007.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、2050円→1500円
京王<9008.T>――「ニュートラル」→「ニュートラル」、4450円→3750円
◎大和証券(5段階・1>2>3>4>5)
サンエー<2659.T>――「1」→「1」、5750円→5900円
NTTデータ<9613.T>――「1」→「1」、3200円→3000円
日本酸素HD<4091.T>――「2」→「2」、5000円→5400円
コーセー<4922.T>――「3」→「3」、7060円→10650円
ヤマハ発<7272.T>――「3」→「3」、1267円→1600円
◎SMBC日興証券(3段階・1>2>3)
信越化<4063.T>――「1」→「1」、7800円→7400円
九州電<9508.T>――「1」→「1」、1210円→2290円
SUMCO<3436.T>――「2」→「2」、2050円→2100円
ヨコオ<6800.T>――「2」→「2」、2000円→2100円
中国電<9504.T>――「2」→「2」、970円→990円
東北電<9506.T>――「2」→「2」、1080円→1620円
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-05-29 09:56:00.0
2024-05-29 09:56:00.0
◎みずほ証券(3段階・買い>中立>アンダーパフォーム)
いすゞ<7202.T>――「中立」→「中立」、2100円→2200円
日野自<7205.T>――「中立」→「中立」、550円→480円
中部電<9502.T>――「中立」→「中立」、1900円→2000円
九州電<9508.T>――「中立」→「中立」、1100円→1800円
北海電<9509.T>――「中立」→「中立」、660円→1460円
◎東海東京証券(3段階・アウトパフォーム>ニュートラル>アンダーパフォーム)
アイカ工<4206.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、4200円→4450円
ノリタケ<5331.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、4675円→4960円
Jマテリアル<6055.T>――「アウトパフォーム」→「アウトパフォーム」、2900円→2740円
◎岩井コスモ証券(5段階・A>B+>B>B−>C)
荏原<6361.T>――「A」→「A」、13500円→14000円
第一生命HD<8750.T>――「A」→「A」、3800円→4650円
スクエニHD<9684.T>――「A」→「A」、7000円→5500円
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-05-14 08:37:00.0
2024-05-14 08:37:00.0
九州電<9508.T>は13日、APEX JAPAN(大分県大分市)と、水力発電所の導水路トンネルの内部を安全かつ効率的に確認できる「水上ドローン」を共同開発し、同日から運用を開始したと発表した。
同社によると、従来、導水路トンネル内の異常箇所確認は、発電を停止し、導水路トンネル内の水を抜いたうえで、点検員が数キロメートルの距離を歩きながら目視確認を行っていた。発電停止による発電電力量の減少や、点検員の負担などに課題があり、発電中でも内部確認が可能な浮体式の「水上ドローン」を開発した。
13日終値は、前週末比19.5円安の1580.5円。
提供:ウエルスアドバイザー社