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国内市況ニュース

日経平均は115円高と続伸、午後は利益確定売りに伸び悩む―TOPIXは4日続落=26日後場

2023-05-26 15:19:00.0

 26日後場の日経平均株価は前日比115円18銭高の3万916円31銭と続伸。朝方は、25日の米国株式市場でハイテク株中心に上昇した流れを受け、半導体関連株などに買いが先行した。一時1ドル=140円台前半への円安・ドル高も支えとなり、日経平均は前引けに3万1101円60銭(前日比300円47銭高)まで上伸した。午後は、短期的な過熱感が意識され、利益確定売りに伸び悩み、大引けにかけて3万900円近辺に押し戻された。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の84円強を筆頭にアドバンテスト<6857>が43円強、ソフバンG<9984>が11円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、空運、陸運、精密など8業種が値上がりし、鉱業、石油石炭製品、証券商品先物など25業種が値下がりした。東証プライム銘柄の74.7%が下落し、TOPIX(東証株価指数)の4日続落(前日比0.31ポイント安の2145.84ポイント)につながった。

 東証プライムの出来高は12億1944万株、売買代金は3兆4058億円。騰落銘柄数は値上がり419銘柄、値下がり1371銘柄、変わらず45銘柄。

 市場からは「国内投資家は利益確定売りに動いているが、海外勢は短期マネー中心に買いが継続している。高値警戒感を指摘する向きもあるが、乗り遅れた投資家の方が多いのではないか」(外資系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株や、JR東海<9022>、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>などの陸運株が堅調。HOYA<7741>、東精密<7729>などの精密株や、TDK<6762>、ソニーG<6758>、スクリン<7735>、太陽誘電<6976>などの電機株も買われた。丸紅<8002>、三菱商<8058>、伊藤忠<8001>などの卸売株や、任天堂<7974>、凸版<7911>、ヤマハ<7951>などのその他製品株も高く、ブリヂス<5108>、TOYO<5105>などのゴム製品株も引き締まった。

 半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、コスモエネH<5021>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株が軟調。野村<8604>、大和証G<8601>、SBI<8473>などの証券商品先物株も安く、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、中山鋼<5408>などの鉄鋼株も売られた。

 個別では、エンプラス<6961>がストップ高となり、芝浦<6590>、東エレデバ<2760>などが値上がり率上位。半面、ブレインパッド<3655>、ユーザーL<3984>、コプロHD<7059>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社