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国内市況ニュース

日経平均は106円高と3日続伸、終盤にかけ上げ幅縮小―25日線回復も13週線は維持できず=30日後場

2023-08-30 15:22:00.0

 30日後場の日経平均株価は前日比106円49銭高の3万2333円46銭と3日続伸。朝方は、買いが先行した。29日の米国株式市場では、低調な経済指標により追加利上げ観測が後退し、主要株価指数がそろって上昇。香港ハンセン指数などアジア株が高かったこともあり、日経平均は前場終盤に3万2557円45銭(前日比330円48銭高)まで上伸した。ただ、買いは続かず、後場入り後は戻り売りや利益確定売りに上げ幅を縮小し、終盤には3万2300円56銭(同73円59銭高)まで押し戻される場面があった。終値で25日移動平均線(3万2262円)を約1カ月ぶりに回復したが、13週線(3万2450円)は維持できなかった。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の21円弱を筆頭に京セラ<6971>が11円強、信越化<4063>が9円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、機械、証券商品先物、その他金融など22業種が値上がりし、海運、小売、空運など11業種が値下がりした。東証プライム銘柄の54.5%が上昇した。

 東証プライムの出来高は13億5012万株、売買代金は3兆3061億円。騰落銘柄数は値上がり1000銘柄、値下がり740銘柄、変わらず90銘柄。

 業種別では、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が堅調。クボタ<6326>、菱重工<7011>、SMC<6273>などの機械株も高い。大和証G<8601>、野村<8604>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株や、オリックス<8591>、東京センチュ<8439>などのその他金融株も引き締まった。オリンパス<7733>、HOYA<7741>、東精密<7729>などの精密株も値を上げ、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ニデック<6594>などの電機株も買われた。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、川重<7012>などの輸送用機器株も物色された。

 半面、川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が軟調。7&iHD<3382>、イオン<8267>、三越伊勢丹<3099>などの小売株も安い。ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株もさえず、東電力HD<9501>、北海電<9509>、中国電<9504>などの電気・ガス株も売られた。

 個別では、ヨシムラFH<2884>、芝浦<6590>、カナデン<8081>などが値上がり率上位。半面、ヤマエGHD<7130>、デジハHD<3676>、黒崎播磨<5352>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社