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国内市況ニュース

日経平均は662円安と5日ぶり大幅反落、今年2番目の下げ幅―FRB議長講演控え見送り=25日後場

2023-08-25 15:17:00.0

 25日後場の日経平均株価は前日比662円93銭安の3万1624円28銭と5日ぶりに大幅反落。今年2番目の下げ幅となる。朝方は、売り優勢で始まった。24日の米国株式市場は、金融引き締め長期化への警戒感から主要株価指数が大幅に下落。これを受け、日経平均は下げ幅を拡大した。香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、後場終盤には3万1572円06銭(前日比715円15銭安)まで下押しした。その後の戻りは鈍く、引けにかけ安値圏で停滞した。日本時間今晩に国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控え、見送り気分が強まった。なかで、値がさ半導体関連株を中心に軟調に推移し、指数を圧迫した。

 日経平均マイナス寄与度では、アドバンテスト<6857>の133円強を筆頭に東エレク<8035>が131円強、ファストリテ<9983>が103円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、電機、機械、その他製品、非鉄金属など30業種が値下がりし、海運、不動産、金属製品の3業種が値上がりした。東証プライム銘柄の61.4%が下落した。

 東証プライムの出来高は10億2175万株、売買代金は2兆7987億円。騰落銘柄数は値上がり621銘柄、値下がり1127銘柄、変わらず86銘柄。

 業種別では、スクリン<7735>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、京セラ<6971>などの電機株が軟調。ダイキン<6367>、日立建機<6305>、SMC<6273>などの機械株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>、凸版<7911>などのその他製品株も安い。住友電工<5802>、フジクラ<5803>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も値を下げた。7&iHD<3382>、三越伊勢丹<3099>、イオン<8267>などの小売株や、伊藤忠<8001>、三菱商<8058>、三井物<8031>などの卸売株も売られた。清水建<1803>、大林組<1802>、大和ハウス<1925>などの建設株もさえない。

 半面、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、三菱地所<8802>、住友不<8830>などの不動産株がしっかり。洋缶HD<5901>、LIXIL<5938>などの金属製品株も引き締まった。

 個別では、マイクロニ<6871>、イビデン<4062>、レーザーテク<6920>などの下げが目立った。半面、エムアップH<3661>、日ヒュム<5262>、BEENOS<3328>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社