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国内市況ニュース

日経平均は91円高と5日続伸、米雇用統計を前に手控え―TOPIXはバブル後高値を更新=1日後場

2023-09-01 15:16:00.0

 1日後場の日経平均株価は前日比91円28銭高の3万2710円62銭と5日続伸。朝方は、日経平均がきのう4連騰した反動で利益確定売りが先行したが、一巡後は持ち直し、上げに転じた。海外投資家の買い観測もあって次第高となり、前場終盤には3万2845円46銭(前日比226円12銭高)まで上昇した。ただ、買いは続かず、後場は上値が重くなり、引けにかけて伸び悩み商状となった。日本時間1日午後9時30分に発表される米8月雇用統計を前に、手控え気分に傾いた。一方、TOPIX(東証株価指数)も5日続伸し、前日比17.75ポイント高の2349.75ポイントで取引を終了し、8月1日に付けたバブル経済崩壊後の最高値2337.36ポイントを更新した。

 日経平均プラス寄与度では、ソニーG<6758>の13円強を筆頭にダイキン<6367>が12円弱、リクルートH<6098>が11円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、鉱業、海運、石油石炭製品、鉄鋼など32業種が値上がりし、医薬品の1業種が値下がりした。東証プライム銘柄の79.1%が上昇した。

 東証プライムの出来高は13億1819万株、売買代金は3兆2854億円。騰落銘柄数は値上がり1451銘柄、値下がり332銘柄、変わらず51銘柄。

 業種別では、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が堅調。川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、出光興産<5019>、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株も高い。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、中山鋼<5408>などの鉄鋼株も引き締まり、野村<8604>、SBI<8473>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株も値を上げた。伊藤忠<8001>、三菱商<8058>、住友商<8053>などの卸売株や、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>などの銀行株も買われた。

 半面、エーザイ<4523>、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>などの医薬品株が軟調。

 個別では、四電工<1939>、筑波銀行<8338>、サクサ<6675>などが値上がり率上位。半面、アインHD<9627>、ユーザーL<3984>、ブレインP<3655>などの下げが目立った。

提供:ウエルスアドバイザー社