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国内市況ニュース

日経平均は201円高と大幅に5日続伸、海外投資家買い観測も―TOPIXはバブル後高値を更新=1日前場

2023-09-01 11:54:00.0

 1日前場の日経平均株価は前日比201円46銭高の3万2820円80銭と大幅に5日続伸。朝方は、日経平均がきのう4連騰した反動で利益確定売りが先行し、寄り付き直後に3万2499円44銭(前日比119円90銭安)まで値を下げた。ただ、売りは続かず、その後は持ち直し、上げに転じた。海外投資家の買い観測もあって次第高となり、前場終盤には3万2845円46銭(同226円12銭高)まで上昇した。一方、TOPIX(東証株価指数)も5日続伸し、前日比20.58ポイント高の2352.58ポイントとなり、8月1日の取引時間中に付けたバブル経済崩壊後の最高値2337.91ポイントを更新した。

 日本時間午前10時45分に発表された中国8月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)は前月比1.8ポイント上昇の51.0と市場予想の49.0を上回ったが、直後の反応は限定された。

 日経平均プラス寄与度では、リクルートH<6098>の16円強を筆頭にソニーG<6758>が13円強、ダイキン<6367>が12円弱と続いた。東証業種別株価指数は全33業種が上昇し、値上がり率上位には鉱業、鉄鋼、銀行などが並んだ。東証プライム銘柄の72.3%が上昇した。

 東証プライムの出来高は6億4273万株、売買代金は1兆5927億円。騰落銘柄数は値上がり1326銘柄、値下がり427銘柄、変わらず81銘柄。

 業種別では、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が堅調。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も高い。みずほ<8411>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>などの銀行株も買われた。出光興産<5019>、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株や、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株も値を上げた。野村<8604>、大和証G<8601>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株や、伊藤忠<8001>、三井物<8031>、住友商<8053>などの卸売株も物色された。

 個別では、四電工<1939>、サクサ<6675>、愛知鋼<5482>などが値上がり率上位。半面、アインHD<9627>、ユーザーL<3984>、ギークス<7060>などの下げが目立った。

提供:ウエルスアドバイザー社