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国内市況ニュース

日経平均は18円高と小幅続伸、一時下げ転換も押し目買いに再度プラス浮上=19日前場

2023-06-19 11:51:00.0

 19日前場の日経平均株価は前週末比18円52銭高の3万3724円60銭と小幅続伸。朝方は、円安・ドル高進行を支えに買いが先行したが、日経平均は直後に軟化し、先物主導で下げに転じた。前週末の米国株安や高値警戒感から利益確定売りも出やすく、下げ幅を広げ、一時3万3498円77銭(前週末比207円31銭安)まで下落した。ただ、売りは続かず、一巡後は押し目買いに切り返し、再度プラス圏に浮上した。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の17円強を筆頭にファナック<6954>、テルモ<4543>が13円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、パルプ・紙、保険、銀行、水産・農林など21業種が値上がりし、海運、非鉄金属、輸送用機器など12業種が値下がりした。東証プライム銘柄の65.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は6億3985万株、売買代金は1兆8011億円。騰落銘柄数は値上がり1207銘柄、値下がり553銘柄、変わらず73銘柄。

 業種別では、三菱紙<3864>、中越パ<3877>、王子HD<3861>などのパルプ・紙株が堅調。SOMPOH<8630>、MS&AD<8725>、東京海上<8766>などの保険株や、三井住友<8316>、ゆうちょ銀行<7182>、りそなHD<8308>などの銀行株も買われた。ニッスイ<1332>、サカタのタネ<1377>などの水産・農林株も引き締まり、ニコン<7731>、オリンパス<7733>などの精密株も値を上げた。

 半面、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株が軟調。住友鉱<5713>、三井金<5706>などの非鉄金属株も安く、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>などの輸送用機器株も売られた。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株もさえない。

 個別では、さくら<3778>がストップ高カイ気配となり、エニカラー<5032>がストップ高。JNS<3627>などの上げも目立った。半面、トーメンデバ<2737>、ギフトHD<9279>、ツバキナカ<6464>などが値下がり率上位。

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