米国のテクノロジー株式を主な投資対象とするゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの旗艦ファンド『netWIN GSテクノロジー株式ファンド』は、2024年11月に25周年を迎えました。その最大の魅力はパフォーマンスです。為替ヘッジなしのBコースは、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠対象商品の中で2024年10月末までの20年間のリターンが1位となりました。この25年の間にはITバブル崩壊やリーマン・ショック、欧州債務危機、新型コロナウイルス感染症など様々なことがありましたが、これらの難局を乗り越え成長してきました。
当ファンドの歴史を振り返りたいと思います。ファンドの設定は1999年、ITバブル前夜。当時はパソコンやインターネットが各家庭に普及した時代で、組み入れ上位銘柄は検索サイトやインターネット接続サービスを手がける企業がメインでした。2002年はITバブル崩壊の影響が残る時期でしたが、財務基盤が強固な企業を重視して守りを固めていました。2008年になると新型スマートフォンの発売があり、グーグルやアップルといった銘柄が上位に入るようになりました。そして2017年はAI(人工知能)が身近になった時期で、大手テクノロジー企業を中心に組み入れを行いました。
ここまで当ファンドの歴史を見てきましたが、単純に時代ごとの流行を取り入れてきたわけではありません。私たちは銘柄選定の基準として、「テクノロジー・トールキーパー」を重視してきました。「トールキーパー」とは高速道路の料金所のことを指し、一度きりの収益しか期待できない企業ではなく、高速道路の料金所のようにテクノロジーの普及や進化によって定期的な収益の確保が期待できる企業に着目しています。テクノロジー企業の中でも地に足が着いた、手堅さのある銘柄選択が特徴といえます。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
投信営業部
ヴァイス・プレジデント
河本 瑞貴氏
2023年にはファンドのポートフォリオの約8割がAI関連企業となりました。AI関連はさらなる成長が期待され、今後のA Iの進化によって恩恵を受けられるポートフォリオとしています。
AIに関連する具体的な投資分野は大きく3つに分けられます(図表①)。「イネーブラー」はAIの世界におけるインフラを指し、クラウドコンピューティングや半導体に関連する企業が対象となります。「データ&セキュリティ」は、データ整備やサイバーセキュリティに関連する企業です。そして「アプリケーション」はAIを活用したソフトウェアやサービスを提供する企業のことです。いずれも、私たちが今後の力強い成長を期待している分野です。
図表①AI関連企業の投資分野
当ファンドの基準価額を見ると「もう上がりきってしまったのでは?」というコメントをいただくこともありますが、当ファンドはマーケットの荒波を乗り越えながら、高値を更新し続けてきました。それを支えているのが、企業の利益成長です。
図表②は、米国のS&P500業種別株価指数のうち、情報技術セクター指数のEPS(1株当たり純利益)の推移です。テクノロジー企業が利益を右肩上がりに増やしてきたことがご覧いただけると思います。さらに、当ファンドが投資している企業全体の予想PER(株価収益率)を見ると、2024年11月時点で過去5年間の平均28.6倍を下回る26.6倍となっています。PERは株価の割高度合いの目安となる指標であり、今の基準価額は過去5年間の平均と比べて低い水準にあり、割高な水準ではないと考えています。
図表②S&P500情報技術セクター指数のEPSの推移
とはいえ、テクノロジー株式は値動きが大きく、いつ買えばいいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。その場合は、積み立て投資が一つの選択肢になります。当ファンドの過去の実績をもとにしたシミュレーションでは、2024年10月末からさかのぼって20年間、毎月5万円の積み立て投資を続けた場合、投資元本1200万円に対して、投資成果は8893万円となりました。
積み立て投資をするのであれば、信託報酬が安いインデックスファンドが向いているのではないかと思われる方には、私たちのファンドと株価指数を比較した結果を図表③でご覧いただきたいと思います。過去20年間の積み立て投資のシミュレーションの結果、当ファンドは信託報酬控除後で、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスや、米国のS&P500を上回りました。確かにアクティブファンドではインデックスファンドと比べて信託報酬をいただきますが、その分運用成果でお返しできるよう尽力しています。実際に私たちの投資戦略は、これまでしっかりと結果を出し続けてきました。
図表③netWIN Bコース(為替ヘッジなし)および主要指数の積み立て投資シミュレーション
なぜインデックスファンドを上回るパフォーマンスを残せたのか。それは、銘柄選択の目利き、そしてメンテナンスの効果だと考えています。マーケットの動向や企業の決算情報など、日々の様々な変化に応じて、運用チームが組み入れ銘柄や比率を柔軟に変更できることがアクティブファンドの強みとなっています。
皆さまの大切なご資金を長期的に運用することを考える際に、時代の変化を捉え長く成長を続けてきた私たちのファンドを、選択肢の1つとしてご検討いただければ幸いです。
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