人生100年時代FORUM イベントレポート 人生100年時代FORUM イベントレポート

プラチナ講演
フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社

投資で狙うのは値上がり益だけじゃない!
安定した収益が期待できる「インカム資産」に着目

  • フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社取締役副社長 兼 営業本部長
     桑畑 卓氏

資産運用先進国の米国ではリタイア後も投資を継続

 フランクリン・テンプルトンは、1947年に米国で設立された75年以上の歴史をもつ資産運用会社です。銀行や証券、保険といったビジネスは手掛けず資産運用に特化した独立系資産運用グループとして、150カ国以上でサービスを展開しています。世界中のお客様からお預かりしている資産の合計は約1.6兆米ドル(約249兆円。1米ドル=158.18円。2024年12月末現在)。これは、世界の独立系運用会社ではトップ7※1に入る運用規模です。

 さて、「人生100年時代」が現実になりつつある今、資産運用にはどのような選択肢があるのでしょうか。日本では急速に高齢化が進んでいますが、実は、資産運用先進国と言われる米国でも、1946~1964年生まれのベビーブーマー世代が2011年から順次65歳を迎えています。2011年に約4,100万人だった65歳以上の人口は2029年に約7,100万人になると予測され、「人生100年時代」は、もはや世界の一大トピックと言えます。

 そんな米国の動向から、私たちの資産運用に資するヒントを探っていきましょう。図表①は、米国家計の年齢階層別の資産構成を示したグラフです。一般に、余裕のある老後生活を送るためには現役時代にコツコツと積立投資を行い、リタイア後にそれらを現金化するプランをイメージする方が多いかもしれません。

桑畑 卓氏

フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
取締役副社長 兼 営業本部長
桑畑 卓

図表①米国家計の年齢階層別の総資産内訳

図表①米国家計の年齢階層別の総資産内訳

 しかし、図表①からは、年齢階層が上がるにつれて「株式・投資信託」の比率が高まり、リタイア後も資産運用を継続する傾向が見て取れます。この背景には「老後を過ごす上で年金の足しになる定期的な収入源を確保したい」「大切な資産を保全したい」「インフレ対策を講じたい」といった運用ニーズが強く表れていると考えられます。長生きリスクやインフレリスクに備えたいという気持ち、そして安定的かつ継続的な収入源を得たいというニーズは、日本の投資家の皆様も同じではないでしょうか。

※1 出所:Thinking Ahead Institute、 2024年10月時点

米国や豪州の高配当株ファンド、CATボンドという選択肢

 そこで、フランクリン・テンプルトンは、「インカム」に着目した投資をご提案します。「インカム収益」とは、資産を保有していることにより得られる収益のことで、債券の利息や株式の配当、REIT(不動産投資信託)の分配金などが該当します。保有資産を売却することによって得られる「キャピタル収益」と比較すると、インカム収益はどのような景気循環局面でも相対的に安定した収益源泉となるのが魅力です。

 例えば高配当株であれば、投資先企業の株価上昇から得られる値上がり益(キャピタル収益)に加えて、投資先企業からの配当(インカム収益)が得られる場合があります。※2 図表②右図の棒グラフのように、インカム収益が長期にわたって積み上がることで、トータル・リターンの水準が上昇し、安定的なパフォーマンスとなり得るのです。

図表②キャピタル収益とインカム収益の組合せによる投資成果のイメージ

図表②キャピタル収益とインカム収益の組合せによる投資成果のイメージ

 なお、高配当株というと、安定した業績を背景に継続的に増配を維持している優良企業への投資をイメージされるかもしれません。一方、当社の米国の高配当株で運用するファンドは、そのような伝統的高配当株以外にも投資する点が特徴です。配当と資産の両面の成長が見込まれる「ハイテク企業」や、世界的な投資ブームが追い風となる「オルタナティブ運用会社」、地政学リスクが高まる中で注目の「中流エネルギー」、通信・インフラ・データセンター・物流に代表される「次世代REIT」と、幅広い投資機会を追求しています。

 また、当社の高配当株ファンドのラインアップには、豪州を投資対象とする商品もあり、配当利回りの高さと業績の安定性を兼ね備えています。すでに米国株をお持ちの方は、豪州の高配当株で運用するファンドを保有いただくことで、銘柄や通貨の分散効果に加えて、地政学リスクを回避する効果が期待できます。

 最後にご紹介するのは、「CAT(Catastrophe、大災害)ボンド」です。CATボンドは、保険会社が大規模自然災害の補償による損失の発生を避けるために売り出す債券で、自然災害などによる保険損害リスクの発生確率が低い部分が証券化されています。相対的に高い利回りが見込まれる上、他の資産との相関が低く、伝統的資産(株式・債券)とは異なるリスク・リターン特性を持つ「オルタナティブ資産」としても注目です。

 近年は、リターンの向上やリスク分散を図るため、株式・債券以外のオルタナティブ資産に投資する動きが世界的に広まっています。フランクリン・テンプルトンでも、投資家の皆様により幅広いソリューションを提供するべく、コモディティやヘッジファンド、プライベート・エクイティ(未公開株式)などを専門とする業界トップクラスのオルタナティブ運用会社を買収することで、運用能力の拡充を図っています(図表③)。

図表③伝統的資産に加えてオルタナティブ運用を強化

図表③伝統的資産に加えてオルタナティブ運用を強化

 フランクリン・テンプルトンが長年培ってきた運用能力と実績のもと、日本の投資家の皆様に様々なインカムファンドやオルタナティブ戦略をご提供してまいります。

※2 キャピタル収益は必ず得られるものではなく、キャピタルロス(損失)が発生する場合があります。

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