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プラチナ講演
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社

「米国株投資」は資産形成の強い味方

  • JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社投資信託部
    執行役員
     村上 徹氏

“生きちゃったリスク”に目を向ける

 57歳になる私自身にとっても老後の暮らしへの備えは差し迫った問題です。人生100年時代の資産運用で米国株が強い味方になることを共有していきたいと思います。

 日本は長寿社会だと言われています。実際、2024年に100歳以上の方は10.1万人いらっしゃいます。ただ、統計を取り始めた1963年に100歳を超えた方は、わずか153人に過ぎません。2050年には今の5倍近くの46.7万人、2070年には61.5万人まで増える推計です。冷静に想像してみてきださい。2050年はずいぶん先に感じますが、その時に100歳を迎える方は今、74歳。2070年は54歳の方が対象です。つまり、多くの方にとって「人生100年」は自分事であり、“生きちゃったリスク”に目を向けるべきなのです。

 生きるにはお金が必要です。総務省の調査では、65歳以上の無職の夫婦で月々28.2万円が支出額の平均です。一方で標準的な厚生年金受給額は月々の平均で23万円。だいたい月に5.2万円が不足している計算です。年間にすると約60万円。仮に65歳から30年間にすると約1,900万円です。これが「老後2,000万円問題」の概要です。

村上 徹氏

JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
投資信託部
執行役員
村上 徹

 2,000万円だったら何とかなりそうだと思われるかもしれません。ただ、注意して見ていただきたいのは、先ほどの調査による月28.2万円の内訳です。例えば食費は夫婦二人で72,930円。一日当たり2,400円といったところです。一日三食で一食当たりは800円。私は朝食に納豆ごはんを食べましたが、800円もかかっていません。これなら大丈夫と思われるかもしれませんが、年中そういうわけにはいきません。たまには外食もしたい。けれども鰻重を食べると数日は断食しないとならない予算です。衣料費は5,159円です。寒い冬に厚手のダウンジャケットを買ってしまえば、数カ月は靴下一枚買えない生活。これが平均的なセカンドライフで示している姿です。

図表①人生100年時代 100歳以上の人口は現在の約6倍に

図表①人生100年時代 100歳以上の人口は現在の約6倍に

 では、ゆとりあるセカンドライフにはいくら必要なのか。生命保険文化センターによるアンケート調査では、月額38.7万円となっています。厚生年金受給額との差額は15.7万円となり、30年の計算だと約5,700万円も不足してしまう計算です。皆様は大丈夫かもしれませんが、これは世代を越えて大事な問題であるだけに、ご家族とも共有していただけるとうれしいです。

米国で一番売れたアクティブファンド

 資産運用の対象として米国株が役に立つ。そう考える理由は長期での株価上昇の大きさにあります。事実としてNYダウ指数は1923年末から2023年末までの100年間で、約390倍に上昇しています。世界恐慌や世界大戦など数々の危機があったにも関わらず、実績を残しているのはすごいことです。ただ、これは複利の力をも物語っています。年率に換算すれば6.3%ほどですが、長期で複利運用するとこれだけの効果を生み出すのです。

 米国株への投資に活用していただきたいのが投資信託で、とりわけ私たちJPモルガン・アセット・マネジメントが設定・運用している「JPモルガン・アメリカ成長株ファンド(愛称:アメリカの星)」に注目していただきたいと思います。「アメリカの星」は、実質的に同じ運用戦略を採用する米国籍のファンドが存在し、こちらは米国で販売されています。この米国籍ファンドは2023年、米国のアクティブファンドのカテゴリーで資金流入額がトップであり一番売れたファンドです。2024年10月末時点で運用資産総額は約24兆円に上るJ.P.モルガンを代表する旗艦ファンドでもあります。

図表②2023年、米国のアクティブ・ファンドにおいて資金純流入ランキング第1位

図表②2023年、米国のアクティブ・ファンドにおいて資金純流入ランキング第1位

 大きな支持を集めた背景はパフォーマンスの高さにあります。2005年7月末からの運用において、2024年10月末時点でS&P500指数が6.7倍であったのに対し、この運用戦略は13倍と指数の倍近い実績を上げています。日本で2021年1月に設定した「アメリカの星」でも2024年10月末時点の運用実績は、年1回決算型で為替ヘッジありが22.5%、為替ヘッジなしは円安を追い風に106.6%となっています。

 高いパフォーマンスを上げられた背景にはアクティブファンドとしての運用の特徴があります。ポイントは、①銘柄発掘能力と②機動的なポートフォリオ調整の2つ。つまり、いい銘柄を誰よりも早く見つけて投資することと、状況に応じて運用ポートフォリオをしっかりと見直すことです。

 今でこそテスラはEV車のメーカーとして誰もが知る会社ですが、この運用戦略では2013年に投資を始めています。資産運用業界にいる私ですら、よく知らない頃です。テスラは2019年に中国で新工場を稼働させ、生産台数と株価が大きく伸びることになり、パフォーマンスに大きく寄与することになります。エヌビディアへの投資を始めたのは2016年5月末です。当時の株価は1.2米ドルでしたが、2024年7月末には117.0米ドルまでになっています。

 一方で市場の変化にも敏感です。米国が急激に金利を上げ始めた2022年にはテクノロジー銘柄を中心に大きな下落に見舞われました。この戦略ではすぐにディフェンシブ銘柄と呼ばれるエネルギーやヘルスケアの銘柄への投資比率を高め、逆に2023年に生成AIが注目されるタイミングではテクノロジー銘柄への比率を高めています。運用チームが惜しみなく調査を続けた成果が表れているのです。

 そして今現在も、電力需要の拡大を意識したイートンや個人の信用力を可視化するフェア・アイザックなど次世代の成長を意識した銘柄の発掘を続けています。J.P.モルガンの知見を結集した「アメリカの星」は、1万円から購入できる投資信託です。皆様の人生100年時代の資産運用にお役立ていただけると幸いです。

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