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国内市況ニュース

日経平均は122円高と3日続伸、前場終値を挟んでもみ合い―電気・ガス、海運など堅調=8日後場

2023-08-08 15:17:00.0

 8日後場の日経平均株価は前日比122円73銭高の3万2377円29銭と3営業日続伸。朝方は、7日の米国株高を受け、買いが先行した。円安・ドル高基調もあって、日経平均は前場中盤に3万2539円88銭(前日比285円32銭高)まで上伸した。ただ、時間外取引での米株価指数先物安が重しとなり、先物売りを交えていったん下げに転じ、一時3万2238円59銭(同15円97銭安)まで軟化した。その後はプラス圏に持ち直したが、後場は前場終値3万2358円10銭(前日比103円54銭高)を挟んでもみ合う場面が目立った。

 東証業種別株価指数(全33業種)では、電気・ガス、海運、食料品など25業種が値上がりし、保険、精密、鉱業など8業種が値下がりした。東証プライム銘柄の54.1%が上昇した。

 東証プライムの出来高は14億4563万株、売買代金は3兆6710億円。騰落銘柄数は値上がり993銘柄、値下がり772銘柄、変わらず70銘柄。

 市場からは「外国人投資家は夏休みモードに入りつつあり、海外オーダーは細ってきている。来週はさらに静かになるだろう。決算にらみで動く短期筋もいるが、全体的には手控え状態だ」(外資系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、中部電力<9502>、関西電力<9503>、東ガス<9531>、大阪ガス<9532>などの電気ガス株が堅調。川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株も高い。明治HD<2269>、味の素<2802>、サントリBF<2587>などの食料品株も買われた。三井不<8801>、三菱地所<8802>、東急不HD<3289>などの不動産株や、住友ゴム<5110>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も値を上げた。小田急<9007>、JR西日本<9021>、NXHD<9147>などの陸運株や、ダイキン<6367>、コマツ<6301>、クボタ<6326>などの機械株も物色された。

 半面、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、東京海上<8766>などの保険株が軟調。HOYA<7741>、東精密<7729>などの精密株も安い。石油資源<1662>、K&Oエナジ<1663>などの鉱業株や、任天堂<7974>、ヤマハ<7951>などのその他製品株も値を下げた。

 個別では、プロパティA<3464>が一時ストップ高となり、ブラザー<6448>、ティラド<7236>などの上げも目立った。半面、LIFULL<2120>、ARM<8769>、スペース<9622>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社