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日経平均は２８８円高と大幅に４日続伸、米株高・円安で買い先行―連日でバブル後最高値を更新＝１４日前場

2023-06-14 11:45:00.0

　１４日前場の日経平均株価は前日比２８８円７８銭高の３万３３０７円４３銭と大幅に４営業日続伸。きのう付けた取引時間中のバブル経済崩壊後の最高値（３万３１２７円３６銭）を更新した。朝方は、買いが先行した。１３日に発表された米５月ＣＰＩ（消費者物価指数）の伸びが鈍化し、利上げ見送り期待が高まり、米国株式が上昇。円安・ドル高も支援し、日経平均は前場早々に３万３４７８円２１銭（前日比４５９円５６銭高）まで上伸した。一巡後は、利益確定売りに伸び悩み、一時３万３２０３円９５銭（同１８５円３０銭高）まで押し戻された。その後持ち直したが、戻りは限定され、前引けにかけて３万３３００円近辺で推移した。

　日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の７３円強を筆頭にソフバンＧ<9984>が５３円弱、トヨタ<7203>が１５円弱と続いた。東証業種別株価指数（全３３業種）では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、卸売など３１業種が値上がりし、医薬品、電気・ガスの２業種が値下がりした。東証プライム銘柄の６１．１％が上昇した。

　東証プライムの出来高は７億９４１３万株、売買代金は２兆３３２４億円。騰落銘柄数は値上がり１１２１銘柄、値下がり６３３銘柄、変わらず８０銘柄。

　業種別では、ホンダ<7267>、日産自<7201>、三菱自<7211>、マツダ<7261>などの輸送用機器株が堅調。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、ＪＦＥＨＤ<5411>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713>、三井金<5706>、三菱マテリアル<5711>などの非鉄金属株も高い。三菱商<8058>、三井物産<8031>、住友商<8053>などの卸売株も値を上げ、ＩＮＰＥＸ<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も引き締まった。三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>、りそなＨＤ<8308>などの銀行株や、野村<8604>、大和証Ｇ<8601>などの証券商品先物株も買われた。

　半面、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、小野薬<4528>などの医薬品株が軟調。中国電力<9504>、四国電力<9507>、九州電力<9508>などの電気・ガス株も安い。

　個別では、トルク<8077>、ＩＴＦＯＲ<4743>、ＳＲＥＨＤ<2980>などが値上がり率上位。半面、ＪＰＨＤ<2749>、ヤーマン<6630>、さくら<3778>などが値下がり率上位。

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