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日経平均は１１円安も４万円を維持、ＴＯＰＩＸは反発し昨年来高値を更新＝５日後場

2024-03-05 15:23:00.0

　５日後場の日経平均株価は、前日比１１円６０銭安の４万９７円６３銭と小幅ながら３日ぶりに反落。ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）は同１３．６５ポイント高の２７１９．９３ポイントと反発し、１日に付けた終値ベースの昨年来高値（２７０９．４２ポイント）を更新した。短期的な過熱感が警戒されたほか、現地４日の米国株安などもあり、朝方から売りが先行。手控えムードの中、日経平均は午前１０時２９分に、同２６８円８９銭安の３万９８４０円３４銭を付けた。後場に入り、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。一時４万２００円台まで上昇する場面もみられたが、取引終了にかけ、手じまい売り押されたようだ。東証プライム市場の出来高は１７億４１６６万株、売買代金は５兆１０３９億円。騰落銘柄数は値上がり９３１銘柄、値下がり６７０銘柄、変わらずは５６銘柄だった。

　業種別では、３３業種のうち９業種が下落、２４業種が上昇した。三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株や、エムスリー<2413>、リクルートＨ<6098>などのサービス株が下落。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、東建物<8804>、住友不<8830>などの不動産株も安い。デンカ<4061>、信越化<4063>などの化学株や、帝人<3401>、東レ<3402>などの繊維株も軟調。一方、大成建設<1801>、清水建設<1803>などの建設株や、大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株が上昇。住石ＨＤ<1514>、ＩＮＰＥＸ<1605>などの鉱業株や、三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株も買われた。

　個別では、内田洋<8057>、三洋貿易<3176>、三浦工<6005>、日本新薬<4516>、ラクス<3923>などが下落。半面、クロスキャット<2307>、大林組<1802>、三井ＥＳ<7003>、さくら<3778>、マーキュリア<7347>などが上昇した。

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