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国内市況ニュース

日経平均は159円高と4日続伸、午後は高値圏で推移―東証プライム銘柄の7割超が上昇=12日後場

2023-04-12 15:16:00.0

 12日後場の日経平均株価は前日比159円33銭高の2万8082円70銭と4営業日続伸。朝方は、円安・ドル高を受け、買いが先行した。きのう11日に米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資を示唆したことも引き続き支えとして意識された。日経平均は、先物買いを交えて上げ幅を広げ、後場終盤には2万8121円46銭(前日比198円09銭高)まで上昇した。その後は上値が重くなったが、大引けにかけて高値圏で推移した。現地12日に米3月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、様子見気分に傾く場面もあったが、総じて堅調だった。

 日経平均プラス寄与度では、信越化<4063>の17円強を筆頭にソフバンG<9984>が15円強、ダイキン<6367>が11円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、卸売、鉄鋼など31業種が値上がりし、精密、不動産の2業種が値下がりした。東証プライム銘柄の72.1%が上昇した。

 東証プライムの出来高は9億9854万株、売買代金は2兆4385億円。騰落銘柄数は値上がり1324銘柄、値下がり433銘柄、変わらず78銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が堅調。住友商<8053>、丸紅<8002>、三井物産<8031>などの卸売株も高い。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も値を上げた。コマツ<6301>、日立建機<6305>、クボタ<6326>などの機械株も買われ、オリックス<8591>、クレセゾン<8253>などのその他金融株も物色された。

 半面、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、シチズン時計<7762>などの精密株が軟調。住友不<8830>、三菱地所<8802>、東建物<8804>などの不動産株も安い。

 個別では、竹内製作<6432>、コシダカHD<2157>がストップ高となり、日金銭<6418>などの上げも目立った。半面、ローツェ<6323>、インターアク<7725>、レノバ<9519>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社