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国内市況ニュース

日経平均は204円高、5月以来の8連騰―TOPIXは4日連続でバブル後高値を更新=6日後場

2023-09-06 15:20:00.0

 6日後場の日経平均株価は前日比204円26銭高の3万3241円02銭と大幅に8営業日続伸。5月11−22日の8連騰に並んだ。米長期金利の上昇を背景に円が一時1ドル=147円80銭台と今年最安値を付け、円安・ドル高進行が支えとなった。日経平均は前場、堅調に推移した後、いったん上げ幅を縮小したが、その後は盛り返し、後場入り後には一時3万3282円15銭(前日比245円39銭高)まで上昇した。一巡後は、短期的な過熱感への警戒もあり、再び伸び悩んだが、買い気は根強く持ち直し、引けにかけては高値圏で推移した。一方、TOPIX(東証株価指数)も8営業日続伸し、前日比14.68ポイント高の2392.53ポイントなり、バブル経済崩壊後の最高値を4日連続で更新した。

 なかで、値がさ主力株を中心に堅調となり、指数をけん引した。また、円安を好感した自動車株や、米長期金利の上昇を反映した金融セクター、NY原油先物の連騰を受けた石油関連株などの上げも目立った。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の43円弱を筆頭にアドバンテスト<6857>が36円強、ファストリテ<9983>が28円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、証券商品先物、輸送用機器、鉱業、保険など24業種が値上がりし、海運、倉庫運輸関連、食料品など9業種が値下がりした。東証プライム銘柄の52.6%が上昇した。

 東証プライムの出来高は14億466万株、売買代金は3兆5433億円。騰落銘柄数は値上がり965銘柄、値下がり790銘柄、変わらず79銘柄。


 業種別では、野村<8604>、大和証G<8601>、SBI<8473>などの証券商品先物株が堅調。トヨタ<7203>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、マツダ<7261>などの輸送用機器株も高く、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も引き締まった。第一生命HD<8750>、MS&AD<8725>、T&DHD<8795>などの保険株も値を上げ、出光興産<5019>、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株も物色された。三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株も買われた。

 半面、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株が軟調。上組<9364>、三菱倉<9301>、三井倉HD<9302>などの倉庫運輸関連株も安い。アサヒ<2502>、伊藤園<2593>、日清粉G<2002>などの食料品株も売られた。

 個別では、星光PMC<4963>(監理)、三井ES<7003>、リョービ<5851>などが値上がり率上位。半面、ネクステージ<3186>がストップ安となり、ネットプロテ<7383>、ヤマエGHD<7130>などの下げも目立った。

提供:ウエルスアドバイザー社