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日経平均は266円高と大幅に3日続伸、引けにかけ高値推移―8カ月半ぶり2万9000円回復=1日後場

2023-05-01 15:20:00.0

 1日後場の日経平均株価は前週末比266円74銭高の2万9123円18銭と大幅に3営業日続伸。2万9000円回復は22年8月17日(終値2万9222円77銭)以来8カ月半ぶりとなる。朝方は、買い優勢で始まった。前週末の米国株式市場で、堅調な経済指標などを背景に主要3指数が上昇。円安進行も支えとなり、日経平均は前場前半にいったん2万9100円台に乗せた。その後、利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く盛り返し、大引け間際には2万9145円89銭(前週末比289円45銭高)まで上伸した。

 日経平均プラス寄与度では、TDK<6762>の18.3円を筆頭にダイキン<6367>が18.1円、信越化<4063>が17.9円と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、陸運、空運、機械など30業種が値上がりし、海運、金属製品、ガラス土石の3業種が値下がりした。東証プライム銘柄の73.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は12億2921万株、売買代金は3兆1184億円。騰落銘柄数は値上がり1355銘柄、値下がり417銘柄、変わらず63銘柄。

 業種別では、小田急<9007>、京成<9009>、西武HD<9024>などの陸運株が上昇。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も高い。ダイキン<6367>、コマツ<6301>、クボタ<6326>などの機械株や、信越化<4063>、日東電工<6988>、日産化学<4021>などの化学株も高い。HOYA<7741>、ニコン<7731>、オリンパス<7733>などの精密株も堅調。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株も買われ、三井物産<8031>、住友商<8053>、伊藤忠<8001>などの卸売株も値を上げた。

 半面、商船三井<9104>、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株が下落。LIXIL<5938>、岡部<5959>などの金属製品株や、特殊陶<5334>、日電硝子<5214>などのガラス土石株も売られた。

 個別では、遠藤照明<6932>がストップ高となり、アイエスビー<9702>、メルカリ<4385>などが値上がり率上位。半面、キャリアデ<2410>、グローバルK<6189>、エンプラス<6961>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社