株式講座 上級編
第22章 信用の投げへの対処の仕方は?
自分がなかなかみどころがあると思っていた株が、6ヵ月近く前に高値をつけ、その後鳴かず飛ばずの株価の推移となっているとします。そして、この株が、証券取引所の定めた基準を満たす制度信用銘柄(6ヵ月以内に決済が必要)の場合、利食いのチャンスが無かった信用買いの(高値)期日売りが期日直前になるとバラバラと出てきます。
一見すると、さらに下値を模索する展開にも思えますが、特段の悪材料がなく、マーケットの地合いも悪くなければ、買いの方針をたてるのも一考です。もちろん、少なくともチャートは参考にし、ここからの下げが限定的だと思えれば、とりあえず打診買いを入れてみるのです。
悪材料が無いのに下げてきたのは信用期日が迫り、強制的に反対売買をさせられている、つまり高いところで買った人が、お金を付けて(実際に付いているわけではありませんが)どうぞ買ってくださいといっているようなものです。
どこまで下がるか分からないと思って怖くなり、投資を見送った直後に上昇に転じた、という経験はありませんか? 冷静に判断し、その声が聞こえたら、そっと、しっかり買っておくという作戦です。
株式講座
第1章 | 第2章 | 第3章 | 第4章 | 第5章 |
第6章 | 第7章 | 第8章 | 第9章 | 第10章 |
第11章 | 第12章 | 第13章 | 第14章 | 第15章 |
第16章 | 第17章 | 第18章 | 第19章 | 第20章 |
第21章 | 第22章 | 第23章 | 第24章 | 第25章 |
第26章 | 第27章 |