株式講座 初級編

第4章 株を買うって・・どこでどんな株が買えるの?

証券取引所に上場している企業の株が買えます。証券取引所では企業の中で上場希望を持つ会社を審査し「株券上場基準」を満たしている企業を選択して、取引所に上場させます。上場とはその企業の株を売買の対象とすることです。上場企業は国内企業で4,000社近くありますから、業種、会社の規模なども千差万別。お好みのものがあると思いますよ。

ただ、株の取引を行う人(投資家)が直接取引所に注文を出すわけではありません。証券会社を通じて注文を出し、他の証券会社などから出てくる逆の注文(売り注文に対しては買い注文というように)と付け合せ、価格と数量をそろえて売買します。取引所は売買する場所の提供、証券会社は注文の仲介であって、(競争)売買を行うのは投資家同士です。

株を買うときを例にとると、どの銘柄(特定の品目、名称のこと)つまり企業名、いくら(価格=指し値といいます)で何株(数量)買うのか、この注文の有効期間を意思表示します。これが証券会社を通じて取引所での売買の対象になるわけです。

さて、売買が成立したとしましょう。成約されると証券会社から報告があり、買いの場合はその日を含めた4営業日後に購入代金を支払わなければなりません。売りの場合もやはり4営業日後に株を渡さなければなりません。信用取引という制度を利用するケースでも(自分のお金ではなく借りたお金とか、借りた株とかになりますが)同じです。

では証券会社で注文を出して・・となりますが、ちょっと待ってください。証券会社で取引するには、まずその証券会社で口座を開設する必要があります。そしてさきほど説明した銘柄、株数、値段(固定した価格ではなく、どうしても買いたい、売りたいという時は成り行き注文という注文方法もあります)、売り買いの別をはっきり伝えます。

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