株式講座 初級編

第3章 株を持つメリットとデメリット

株を持っている人は株主です。大株主とか少数株主という言葉を小耳に挟んだことはありませんか。

この株主にはいろいろな権利や義務があります。まず、議決権といって株主総会に出席して議案に賛否の票を投じる権利があります。会社の将来に一石を投じることにもなりますよね。

また、会社から1年毎あるいは1年に何回か配当を受取る権利があります。もちろん会社の業績によっては無配(配当が行われないこと)もあります。それから会社が解散するときには会社の財産から会社の借金などを払った後の財産(残余財産といいます)を持分に応じて(もう分かりますよね、持分とは所有する株の全体に対する比率ですね)分配してもらう権利があります。

このほか、株主優待制度がある会社では、株主優待を受けられます。有名なところでは全日空や日本航空の航空運賃割引(一定の基準あり)、オリエンタルランドの「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」どちらかの1デーパスポートなどがありますが、多くの上場企業が株主優待制度を取り入れています。

さらに株が値上がりすれば売却することにより値上がり益を得られます。もちろん、いいことだらけとはいきません。会社が業績不振などから倒産したりすると、既に出資した金額(途中から保有した場合は株を買った金額)までですが、自分の財産がなくなります(よく株券がただの紙切れになる、などと言われます)。

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