ETFのデメリット

デメリットとしては次のような点が指摘されています。

売買にブローカレッジ・フィーがかかる

一般の上場企業の株式と同様、ETFの売買取引には株式売買手数料がかかります。メリットのところで運用フィーが安いと言いましたが、売り買いをするたびに手数料が必要ですので、頻繁に売買するとこのフィーが嵩み、運用フィーの安さを相殺してしまいます。

買い値と売り値のスプレッドがある

ETFの価格は、純資産価額ではなく取引所での売り買いの需給で決まりますから、買い需要が少ないときは、売り手は純資産価額より低い価格(ディスカウント)でしか売却できない可能性があります。逆に買い手が多く人気があれば、プレミアム価格で取引されます。

運用上の制約がある

ETFでは、超大口の機関投資家に対して現物解約に応ずるためには、完全にインデックスと同じ銘柄を同じ割合で組入れなければならないので、通常のインデックスファンドのように先物を利用してパフォーマンスを高めることが難しいと言われます。
なお、2023年9月7日から上場されるアクティブETFはこの限りではありません。
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