投資信託への資金流出入速報(月一回更新)
純資金流入額は1兆2,561億円、新規ファンドけん引で国内株式型が回復-2025年10月推計資金流出入
2025-11-13
ウエルスアドバイザーの独自推計によると、2025年10月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は1兆2,561億円の純資金流入となり、29カ月連続の流入超過となった。流入超過額は前月比6.6%減となったが、2カ月連続で1兆円台となった。国内株式型が、新規設定ファンドの大幅な純資金流入を受けて、流入超過に転じた。
ウエルスアドバイザーの大分類別で流入超過額トップとなったのは「国際株式型」。純資金流入額は8,230億円と前月比15.8%減となったが、64カ月連続の流入超過かつ大分類別でトップとなった。国際株式型をカテゴリー別に見ると、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が4,447億円の純資金流入となり、前月比では20.0%減少したものの、前月に続いて全カテゴリー中で純資金流入額トップとなった。「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が3,550億円の純資金流入(同6.6%増)で第2位となった。
個別ファンドでは、全ファンドにおける純資金流入額上位25ファンドのうち16ファンド(前月も16ファンド)が国際株式型となった。トップの「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)が2,095億円の純資金流入(前月比2.3%増)、3位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1,427億円の純資金流入(同24.4%増)となるなど、米国やグローバル株式に投資するインデックスファンドへの資金流入が堅調だった。
図表1:大分類別の純資金流出入額
※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※2025年10月はウエルスアドバイザー推計値
金関連ファンドへの資金流入継続、国内株式型は流入超過に転換
大分類別で「商品指数連動型」が2,030億円の純資金流入となり、国際株式型に続いて第2位となった。流入超過額は前月比36.9%増加した。金関連ファンドへの資金流入が続き、「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」が942億円の純資金流入(前月比77.2%増)となり個別全ファンド中で第7位、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:サクっと純金(為替ヘッジなし))が324億円の純資金流入(同58.7%増)で同12位、「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」が199億円の純資金流入(同74.3%増)で第18位となった。
大分類別で「国内株式型」が935億円の純資金流入となり、6カ月ぶりの流入超過となった。前月は119億円の純資金流出だった。けん引役は野村アセットマネジメントが22日に新規設定した「野村 日本バリュー厳選投資」。同ファンドは1,146億円の純資金流入となり、個別全ファンド中で第4位となった。
また、「国内債券型」が1,386億円の純資金流入(前月比6.2倍)となり、大分類別で第3位となった。ファンドラップ専用の「日興FW・日本債券ファンド」が1,104億円の純資金流入(前月は1億円余りの純資金流入)となり、個別全ファンド中で第5位となった。
図表2:2025年10月の純資金流入額上位10ファンド
| ファンド名 | 純資金流入額(億円) |
|---|---|
| eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 2,095 |
| インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型) | 1,433 |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 1,427 |
| 野村 日本バリュー厳選投資 | 1,146 |
| 日興FW・日本債券ファンド | 1,104 |
| フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし) | 945 |
| ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし) | 942 |
| ニュートン・パワー・イノベーション・ファンド(為替ヘッジなし) | 607 |
| iFreeNEXT FANG+インデックス | 570 |
| WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型) | 371 |
※ウエルスアドバイザー推計値
※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください