医療技術の進歩もあり、「人生100年時代」がいよいよ現実のものになりつつあります。
そこで重要性を増しているのがお金の問題です。
日本経済がデフレの長いトンネルを抜け出し、「金利ある世界」へ転換する中、これまでの銀行預金を中心とした守りの資産は、インフレリスクへの備えが必要です。また、少子高齢化時代を迎え、年金だけに頼らない将来の保証を考えると、今まで以上に若いうちから、自分も働く、お金も働く、という将来設計を考える必要があります。
資産形成を真剣に考えなければならない時代となった今、まずご自身で理解ができる投資対象を見つけ、投資の一歩を踏み出すことが最も重要だと、当社は考えます。
当社では、個人投資家向けのファンドを企画・開発する際に「魅力ある投資リターンが期待できるか」はもちろんのこと、「わかりやすく、長期の資産形成に資する運用(ファンド)であるか」を十分に考慮してプロダクト開発を進めてきました。
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
常務執行役員
大野 宏央氏
例えば、当社が提供しているファンドに、世界中の株式と債券に分散投資を行うバランスファンドである「世界経済インデックスファンド」があります。その資産配分は、各国のGDP(国内総生産)に応じて投資比率を決め、経済成長が著しい国の投資ウェイトが自動的に高くなっていくことが特長です。わかりやすいコンセプトで、世界経済の成長を自動的に享受できるため、投資初心者の方にもお勧めできるファンドです。
加えて当社では、2023年に「半導体関連 世界株式戦略ファンド」を新たに設定しました。半導体はデジタル社会の進展やAIの進化に必要不可欠な電子部品で、その技術革新がグローバルな経済成長をリードすると言っても過言ではありません。「半導体はよくわからない、難しい」との印象をお持ちの方も多いですが、中長期の資産形成を見据えると、将来的に大きな成長が見込まれる半導体分野は外せないでしょう。
こうした分野こそ、プロの運用会社による投資信託での運用を検討いただきたいと思います。もちろん、個人投資家の皆様が、販売員の皆様による丁寧な説明を通じて半導体に関して理解を深められるよう、様々な情報発信をわかりやすく提供する等、運用会社としての販売会社へのサポート体制にも注力しています。
三井住友トラスト・アセットマネジメントのDNAは、投資家の資産形成に資する長期運用を可能とする運用商品を提供することを第一に考える、取組み姿勢にあります。当社は三井住友トラスト・グループ傘下の運用会社ですが、当グループは、日本初の信託会社として、今年で創業100周年を迎えました。
法人、個人を問わず、お客さまの大切な財産をお預かりして、しっかり守りながら運用してきたこの100年間、DB、DCなど企業年金の制度設計・管理や資産運用に代表されるように、「信託の力」でお客様のニーズにお応えし、社会課題を解決することで、わが国の発展に貢献してきました。
これからの「人生100年時代」にあっても、皆様から託された未来をひらく存在であり続けるため、運用商品の価値創出に挑戦していきます。
人生100年フォーラムでは、当社が、皆さまの資産形成をどのように考えているのか、どのような長期投資に資する運用商品を展開しているのか等、本会場での講演や専用ブースでお伝えしたいと考えています。運用会社である我々が、個人投資家の皆様と直接お会いできる貴重な機会ですので、運用商品や資産形成等について、ご質問やご相談があれば、お気軽に専用ブースの当社スタッフにお声をおかけください。皆さまにお会いできることを心より楽しみにしています。