野村アセットマネジメントは資産運用ビジネスを通じて持続可能な豊かな社会を目指しています。その実現に向けて、①社会、②投資先企業、そして③お客様に対して、当社が取り組むべき価値創造をマテリアリティと定めています。
社会に向けては、金融経済教育の推進や地方創生支援といった活動を継続していくことで、資産運用ビジネスを通じて広く社会の発展に貢献します。例えば、クイズ王・伊沢拓司氏が率いる東京大学発の知識集団「QuizKnock(クイズノック)」と協働で実施している「お金を育てるキャラバン NISAを学ぼう」など、若年層に資産形成を楽しく学ぶ機会を提供しています。
投資先企業には、対話を通じて企業価値の向上をサポートし、経済的価値を創出します。同時に投資先企業におけるESG課題など社会的価値の創出も促します。
野村アセットマネジメント株式会社
資産形成ソリューション部長
川嶋 昭臣氏
社会に対する働きかけは、お客様が将来豊かさを享受できる社会にすることに、そして投資先企業との取り組みはお客様の投資リターン向上に寄与します。資産形成の資するすぐれた商品・サービスをもって最高の付加価値を提供できる努力を続けることで、お客様から選ばれる資産運用会社であり続ける、という当社の目指す姿につながっていくと考えております。
これまでの投資信託業界は、小規模ファンドが乱立し、本質的に長期投資が根付かないのが課題でした。しかし、2014年にはNISA(少額投資非課税制度)がスタートし、2024年には新しいNISAとなり制度が大幅に拡充するといった変化もある中、当社は長期的な視点でお客様の資産形成に適したプロダクトを育てていくことを重視しています。
世界中のお客様から選ばれる運用会社になるために、当社は3つの企業理念を定めています。1点目は、前述したように最高の付加価値の創造です。2点目は、高度な専門性の追求。多様な人材が資産運用のプロフェッショナルとして能力や個性を発揮していくことが社会貢献につながっていくと考えています。3点目は、信頼の獲得と社会への貢献です。お客様の利益を第一に考え、資産運用立国に向けた進化、常にスピード感を持った変革への取り組みを重視し、グローバルで戦える運用会社を目指しています。
当社はグループ傘下の証券会社のみならず、傘下以外の証券会社、銀行、地域金融機関、ネット証券など幅広い金融機関を通じて、幅広い投資家のお客様に商品を提供する機会があります。お客様の中には、株式や債券など伝統的資産にすでに投資をされている方もいらっしゃるでしょう。しかし、当社が提供する商品の中には、そうした伝統的資産とは相関関係の低い資産に中長期で投資できる、最先端のバランス型ファンドなども提供しています。このようなファンドは、ほかの運用会社の提供する商品と組み合わせ、ポートフォリオ全体の分散効果を高めることが期待できます。
足元の日米における金融政策の動きは変わりつつあります。両国ともに政治・経済が変革期を迎えており、先行き不透明感は増しています。このような環境でこそ、市場の上昇局面だけでなく下落局面においてもリターンを獲得することができるようなファンドにも投資し、ポートフォリオ全体の質を高めることが重要でしょう。
長期で安心して運用を継続いただくには、市場の短期的な下落に一喜一憂せず、時間を味方につけてリスクや投資対象を分散して運用いただくことが大切です。「人生100年時代FORUM」の当社セミナーでは、資産運用における分散投資とリスク・コントロールの重要性を解説します。ブースでは長期の積立投資を身に付けるためのゲームなどをご用意していますので、ぜひお立ち寄りください。