フランクリン・テンプルトンは、米国に本社を置くグローバルな独立系資産運用会社です。30カ国以上の拠点に運用プロフェッショナル1500人以上を擁し、150カ国以上の投資家にサービスを提供しています。運用資産総額は2024年6月末時点で約1.6兆米ドル(約265兆円。1米ドル=161.07円)に上ります。
75年以上の歴史を持つフランクリン・テンプルトンの特徴として挙げられるのが長期目線の経営です。企業の成長による果実を取り込むには、長期で投資を行う必要があります。当社グループは上場企業でありながら創業家一族の経営による強固な財務基盤を有するため、短期的な利益を重視しすぎることなく、長期的な視点に立って柔軟な投資・経営を行ってまいりました。その結果、お客様との長期的なパートナーシップと多様で安定性のある組織の構築が実現し、フランクリン・テンプルトンの大きな強みになっています。
フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
代表取締役社長
髙村 孝氏
さらに、運用能力を高めようとする強い意思を持ち、投資対象の拡大や卓越した専門性の獲得に注力している点も特徴です。創業以来培ってきた株式・債券の運用ノウハウに加え、数々の専門性の高い運用会社を傘下に迎えることで、マルチアセット・ソリューションやオルタナティブ分野の運用能力も拡充してまいりました。お客様の長期的な投資目標を実現するには、お客様の投資ニーズの変化に合わせて私たちも進化していくことが重要と考えます。複雑化の一途を辿る金融市場において、長期で安定したリターンを獲得できるよう、「一貫した革新性」を持って、あらゆる資産の運用能力を継続的・積極的に強化していく所存です。
投資をしていると、相場が下落した際に不安を感じることがあるでしょう。しかし、その後の上昇局面でマーケットに参加していなければリターンを得ることはできません。資産形成においては、投資を継続することが何より重要といえます。
そして、投資を継続するためには、理屈やデータで長期・分散・積立投資の効果を説くよりも、自分や身近な人などが成功を経験するほうが有効に働きます。とりわけこの数年はマーケットの好調が続いたことで、日本でも多くの投資家が成功体験を積むことができたのではないでしょうか。この先、相場が下落しても投資をコツコツと継続してほしいと考えています。
市場の不確実性が増す投資環境では、投資対象資産の値動きの特徴といったリスクの解像度を上げておくことが大切であり、目先のリターンに一喜一憂せずに長期的な目線で投資する姿勢が一層肝要になります。個人投資家の皆様におかれましても、ポートフォリオのさらなる分散の選択肢となるオルタナティブ投資は検討するに値すると考えています。
近年は、インデックスファンドでマーケット全体へ投資することに慣れてきた方が増えてきているかと思います。しかし、すべての投資ニーズが、株式インデックスファンドの長期・積立・分散投資に適しているというわけではないでしょう。資産を売却することによって得られる「キャピタルゲイン」はボラティリティ(価格変動の度合い)が激しいという特徴があるからです。
一方、株式の配当金や債券の利子など、資産を保有していることで得られる「インカムゲイン」は、比較的ボラティリティが低く、どのような景気循環の局面でも安定した収益が期待できます。フランクリン・テンプルトンは、70年以上、インカム収益に着目したインカム投資を続けてきた歴史があり、日本の投資家の皆様に、様々な高配当株や債券の戦略、およびオルタナティブ戦略などをご提供しています。まとまった資金をお持ちの方が一定のインカム収入を得られるよう、皆様のポートフォリオに有益と思われる情報についてセミナーでお伝えできればと思います。