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国内市況ニュース

日経平均は69円安と反落、終盤にかけ軟調も下値限定―米CPI控え様子見=13日後場

2023-09-13 15:22:00.0

 13日後場の日経平均株価は前日比69円85銭安の3万2706円52銭と反落。後場は、ジリ安歩調となり、一時はこの日の安値となる3万2616円65銭(前日比159円72銭安)まで下落した。その後切り返し、再度プラス圏入りする場面もあったが、買いは続かず、終盤にかけて軟調に推移した。ただ、下値は限定された。日本時間今晩に米8月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、様子見気分に傾いた。

 前場は、12日の米国株安を受け、売りが先行していた。円安・ドル高を支えにいったん上げに転じたが、再び軟化し、前引けにかけては3万2700円割れ水準で停滞していた。

 日経平均マイナス寄与度では、ソフバンG<9984>の22円強を筆頭にアドバンテス<6857>が16円弱、東エレク<8035>が13円弱と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、ゴム製品、海運、陸運など18業種が値上がりし、電機、建設、精密など15業種が値下がりした。東証プライム銘柄の58.2%が下落した。

 東証プライムの出来高は14億7589万株、売買代金は3兆5482億円。騰落銘柄数は値上がり708銘柄、値下がり1069銘柄、変わらず58銘柄。

 市場からは「米CPIの発表を控え、ポジションを傾けづらい。短期筋の売買に指数は揺れたが、全般は方向感に乏しい。きょうのところはCPI待ちの様相だ」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、ソニーG<6758>、村田製<6981>、太陽誘電<6976>、キーエンス<6861>などの電機株が軟調。大成建設<1801>、清水建設<1803>、鹿島<1812>などの建設株も安い。HOYA<7741>、東精密<7729>などの精密株や、信越化<4063>、三井化学<4183>、日ペイントH<4612>などの化学株も値を下げた。三菱地所<8802>、東建物<8804>、住友不<8830>などの不動産株も売られ、味の素<2802>、山パン<2212>、ヤクルト<2267>などの食料品株もさえない。

 半面、ブリヂス<5108>、浜ゴム<5101>、TOYO<5105>などのゴム製品株が堅調。川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株や、JR東日本<9020>、小田急<9007>、阪急阪神<9042>などの陸運株も高い。三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ゆうちょ銀行<7182>などの銀行株や、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、MS&AD<8725>などの保険株も買われた。

 個別では、三井ハイ<6966>がストップ安となり、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>などの下げも目立った。半面、gumi<3903>、JCRファマ<4552>、エンビプロH<5698>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社