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国内市況ニュース

日経平均は144円高と8日続伸、年初来高値を更新―伸び悩む場面も引けにかけ強含む=18日後場

2023-04-18 15:20:00.0

 18日後場の日経平均株価は前日比144円05銭高の2万8658円83銭と8営業日続伸。昨年3月14−25日の9営業日続伸以来の連騰で、3月9日の年初来高値(2万8623円15銭)を更新した。朝方から買いが先行した。17日の米国株式市場は、4月NY連銀製造業景気指数の大幅改善で主要3指数が上昇。円安・ドル高も支えとなり、広範囲に物色された。先物買いを交えて日経平均は上げ幅を広げ、後場前半には2万8698円22銭(前日比183円44銭高)まで値を上げた。その後、利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、下値は限定され、大引けにかけて強含んだ。

 東証業種別株価指数(全33業種)では、水産・農林、その他製品、情報・通信など26業種が値上がりし、鉱業、石油石炭製品など7業種が値下がりした。東証プライム銘柄の74.7%が上昇した。

 東証プライムの出来高は10億1234万株、売買代金は2兆4932億円。騰落銘柄数は値上がり1371銘柄、値下がり387銘柄、変わらず77銘柄。

 市場からは「売り物をこなしつつ、日経平均は年初来高値に浮上してきた。強い動きではあるが、連日の上昇で過熱感も出ており、次第に強弱感が対立してくる可能性がある」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、ニッスイ<1332>、サカタのタネ<1377>などの水産・農林株が堅調。任天堂<7974>、バンナム<7832>、アシックス<7936>などのその他製品株や、KDDI<9433>、NTTデータ<9613>、トレンド<4704>などの情報通信株も高い。7&iHD<3382>、三越伊勢丹<3099>、ニトリHD<9843>などの小売株も値を上げ、三井住友<8316>、りそなHD<8308>、千葉銀行<8331>などの銀行株も買われた。アサヒ<2502>、キッコーマン<2801>、ヤクルト<2267>などの食料品株も物色された。

 半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、コスモエネH<5021>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株が軟調。住友鉱<5713>、大阪チタ<5726>、邦チタ<5727>などの非鉄金属株や、オリックス<8591>、Jリース<7187>その他金融株もさえない。

 個別では、テラスカイ<3915>、アセンテック<3565>、アクシージア<4936>などが値上がり率上位。半面、IDOM<7599>、RobotH<1435>、ローツェ<6323>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社