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国内市況ニュース

日経平均は178円高と反発、引けにかけ伸び悩む―米小売売上高の発表を控え様子見=15日後場

2023-08-15 15:18:00.0

 15日後場の日経平均株価は前日比178円98銭高の3万2238円89銭と反発。朝方は、14日の米ハイテク株高や円安・ドル高進行を受け、買いが先行した。日経平均は上げ幅を拡大し、前場早々に3万2403円93銭(前日比344円02銭高)まで上伸した。いったん上げ幅を縮めた後、後場序盤に向けて落ち直す場面もあったが、その後は伸び悩み、大引け間際に3万2217円52銭(同157円61銭高)まで押し戻された。新規の手掛かり材料に乏しく、日本時間今晩に米7月小売売上高の発表を控え、様子見気分を強めた。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の58円弱を筆頭に東エレク<8035>が34円強、アドバンテスト<6857>が23円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、鉄鋼、その他金融、保険など24業種が値上がりし、ガラス土石、石油石炭製品、金属製品など9業種が値下がりした。東証プライム銘柄の57.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は12億8372万株、売買代金は3兆675億円。騰落銘柄数は値上がり1061銘柄、値下がり715銘柄、変わらず59銘柄。

 業種別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽<9107>などの海運株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株が堅調。オリックス<8591>、みずほリース<8425>などのその他金融株や、T&DHD<8795>、東京海上<8766>、MS&AD<8725>などの保険株も高い。TDK<6762>、スクリン<7735>、ルネサス<6723>などの電機株も買われた。KDDI<9433>、NTTデータ<9613>、コナミG<9766>などの情報・通信株も値を上げ、アシックス<7936>、バンナム<7832>、大建工<7905>などのその他製品株も引き締まった。

 半面、ガイシ<5333>、TOTO<5332>、太平洋セメ<5233>などのガラス土石株が軟調。ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>などの石油石炭製品株もさえない。LIXIL<5938>、リンナイ<5947>などの金属製品株も安い。

 個別では、レアジョブ<6096>、メドレー<4480>がストップ高となり、エムアップH<3661>、ビーロット<3452>なども大幅高。半面、ダブルスタン<3925>がストップ安となり、マーケットエンター<3135>、エスクリ<2196>などの下げが目立った。

提供:ウエルスアドバイザー社