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国内市況ニュース

日経平均は87円安と3日続落、上値では戻り待ちの売りが優勢=29日後場

2023-11-29 15:22:00.0

 29日後場の日経平均株価は、前日比87円17銭安の3万3321円22銭と3日続落して取引を終えた。朝方から売りが先行。外国為替市場で1ドル=146円台の後半と、2カ月ぶりの円高水準に振れたことから、輸出関連銘柄を中心に下落し、午前9時59分には、同229円32銭安の3万3179円07銭と、きょうの安値を付けた。売り一巡後、押し目を拾う動きがみられ上げ転換。後場には3万3500円台まで戻す場面もみられたが、戻り待ちの売りが優勢となった。東証プライム市場の出来高は13億6815万株、売買代金は3兆5441億円。騰落銘柄数は値上がりが565銘柄、値下がりが1049銘柄、変わらず43銘柄だった。

 市場では「短期投資家によるポジション調整の売り買いが交錯し、方向感に欠ける展開となった」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が下落。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株も安い。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株も軟調。出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株も弱い。一方、デンソー<6902>、トヨタ<7203>などの輸送用機器株は上昇した。

 個別では、そーせい<4565>、AZC丸和<9090>、サンリオ<8136>、ジャステック<9717>、サムティ<3244>などが下落。半面、さくら<3778>、グローセル<9995>(監理)、オーケストラ<6533>、霞ヶ関キャピ<3498>、チェンジHD<3962>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社