国内市況ニュース

日経平均は３２８円高と大幅反発、値上がり銘柄プライムの８割超＝２９日前場

2024-01-29 11:44:00.0

　２９日前場の日経平均株価は、前週末比３２８円０７銭高の３万６０７９円１４銭、ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）は同３１．５５ポイント高の２５２９．２０ポイントと、そろって大幅に反発して取引を終了した。前週末２６日に急反落した反動で、朝方から買いが先行。押し目を拾う動きなどにより、堅調な値動きとなった。日経平均は午前１１時すぎ、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。午前１１時４分には、同４１６円０４銭高の３万６１６７円１１銭を付けるなど、高値圏で推移した。東証プライム市場の出来高は６億７５２６万株、売買代金は１兆９６２３億円。騰落銘柄数は値上がりが１３５８銘柄と８割を超える一方、値下がりは２４７銘柄、変わらずは５２銘柄だった。

　業種別では、全３３業種が上昇した。ＩＮＰＥＸ<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、出光興産<5019>、ＥＮＥＯＳ<5020>などの石油石炭製品株が上昇。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株も高い。バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株も堅調。三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株や、ＪＡＬ<9201>、ＡＮＡ<9202>などの空運株、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株もしっかり。

　個別では、カゴメ<2811>、ＣＩＪ<4826>、円谷ＦＨ<2767>、アルゴグラ<7595>、アジアパイル<5288>などが上昇。半面、ＪＣＲファーマ<4552>、エンプラス<6961>、ポールＨＤ<3657>、楽天グループ<4755>、さくら<3778>などが下落した。

提供：ウエルスアドバイザー社