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日経平均は168円高と続伸、上げ幅急縮小の場面も持ち直す―東証プライムの78%強が上昇=12日後場

2023-06-12 15:19:00.0

 12日後場の日経平均株価は前週末比168円83銭高の3万2434円00銭と続伸。朝方は、前週末の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、前場後半には3万2517円68銭(前週末比252円51銭高)まで上伸した。後場は、高値警戒感から、上げ幅を急速に縮小する場面もあった。株価指数先物にまとまった売りが出たのをきっかけに、一時3万2280円54銭(同15円37銭高)まで押し戻された。ただ、売りは続かず、一巡後は持ち直しの動きとなり、大引けにかけて3万2400円台半ば近辺でしっかりとなった。

 日経平均プラス寄与度では、アドバンテスト<6857>の35円弱を筆頭に第一三共<4568>が20円強、ソフバンG<9984>が19円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、精密、医薬品、パルプ・紙など23業種が値上がりし、海運、銀行など10業種が値下がりした。東証プライム銘柄の78.5%が上昇した。


 東証プライムの出来高は11億6233万株、売買代金は3兆422億円。騰落銘柄数は値上がり1440銘柄、値下がり336銘柄、変わらず58銘柄。

 業種別では、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、島津製<7701>などの精密株が堅調。中外薬<4519>、エーザイ<4523>、小野薬<4528>などの医薬品株も高い。日本紙<3863>、三菱紙<3864>などのパルプ・紙株や、東レ<3402>、デサント<8114>、ゴールドウイン<8111>などの繊維製品株も値を上げた。太平洋セメ<5233>、板硝子<5202>、日東紡<3110>などのガラス土石株も引き締まった。ファナック<6954>、安川電機<6506>、TDK<6762>などの電機株も買われ、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株もしっかり。リクルートH<6098>、エムスリー<2413>などのサービス株も物色された。

 半面、川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が軟調。三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、千葉銀行<8331>などの銀行株も売られ、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株もさえない。

 個別では、HEROZ<4382>、ベステラ<1433>がストップ高となり、フリービット<3843>などの上げも目立った。半面、マースGHD<6419>、ポールHD<3657>、gumi<3903>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社