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日経平均４８１円高、バブル後高値水準上回る＝９日前場

2024-01-09 11:49:00.0

　９日前場の日経平均株価は、前週末比４８１円２１銭高の３万３８５８円６３銭と大幅続伸。ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）は同２２．２０ポイント高の２４１５．７４ポイントと４日続伸して取引を終えた。前週末５日の堅調な値動きや、現地８日の欧米株式が上昇した動きを受け、朝方から買いが先行。午前９時９分には、同６１２円８６銭高の３万３９９０円２８銭と、１１月２０日に付けた取引時間中のバブル後高値（３万３８５３円）を更新し、心理的なフシ目の３万４０００円に迫る場面があった。その後、高値圏で推移する時間帯もあったが、利益確定売りに押され上値が重かった。東証プライム市場の出来高は８億６９８６万株、売買代金は２兆１６９１億円。騰落銘柄数は値上がりが１３１４銘柄でプライムの８割近くとなった一方、値下がりは３１６銘柄、変わらず２７銘柄だった。

　業種別では、３３業種のうち２７業種が上昇、６業種が下落している。バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株や、オリンパス<7733>、ＨＯＹＡ<7741>などの精密機器株が上昇。ソニーＧ<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、ＳＭＣ<6273>、ダイキン<6367>などの機械株も高い。７＆ｉＨＤ<3382>、イオン<8267>などの小売株や、ＳＵＭＣＯ<3436>、ＬＩＸＩＬ<5938>などの金属製品株も堅調。オリエンタルランド（ＯＬＣ）<4661>、リクルートＨ<6098>などのサービス株や、ＫＤＤＩ<9433>、ソフバンＧ<9984>などの情報通信株もしっかり。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、ＩＮＰＥＸ<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が下落している。

　個別では、ファーマＦ<2929>、リケンＮＰＲ<6209>、オプティム<3694>、ソリトン<3040>、エンプラス<6961>などが上昇。半面、ファインＤ<3649>、稲畑産<8098>、北陸電力<9505>、川崎汽<9107>、テラスカイ<3915>などが下落している。

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