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国内市況ニュース

日経平均は173円高と4日続伸、円安で買い先行―バフェット氏の追加投資示唆も引き続き支え=12日前場

2023-04-12 11:50:00.0

 12日前場の日経平均株価は前日比173円37銭高の2万8096円74銭と4営業日続伸。朝方は、円安・ドル高を受け、買いが先行した。きのう11日に米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資を示唆したことも引き続き支えとして意識された。日経平均は、先物買いを交えて上げ幅を広げ、前引け近くには2万8114円54銭(前日比191円17銭高)まで上昇した。なかで、バフェット氏が保有比率引き上げに言及したことで、きのうに続き大手商社株が買われ、業種別値上がり率で卸売がトップを維持した。

 日経平均プラス寄与度では、ソフバンG<9984>の18円強を筆頭に信越化<4063>が9円強、ダイキン<6367>が8円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、卸売、鉱業、鉄鋼など30業種が値上がりし、空運、精密、不動産の3業種が値下がりした。東証プライム銘柄の75.6%が上昇した。

 東証プライムの出来高は4億7686万株、売買代金は1兆1471億円。騰落銘柄数は値上がり1388銘柄、値下がり386銘柄、変わらず61銘柄。

 業種別では、住友商<8053>、丸紅<8002>、三井物産<8031>などの卸売株が堅調。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も高い。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株も値を上げた。ブリヂス<5108>、住友ゴム<5110>、TOYO<5105>などのゴム製品株も引き締まり、コマツ<6301>、クボタ<6326>、SMC<6273>などの機械株も買われた。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株も物色された。

 半面、ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株がさえない。HOYA<7741>、オリンパス<7733>などの精密株や、住友不<8830>、東建物<8804>などの不動産株も安い。

 個別では、竹内製作<6432>、わらべや日洋<2918>、コシダカHD<2157>などが値上がり率上位。半面、ローツェ<6323>、インターアク<7725>、リブセンス<6054>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社