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国内市況ニュース

日経平均は535円安と3日ぶり大幅反落、弱含みのなか安値圏で推移=21日後場

2023-12-21 15:15:00.0

 21日後場の日経平均株価は、前日比535円47銭安の3万3140円47銭、TOPIX(東証株価指数)は、同23.40ポイント安の2325.98ポイントといずれも3日ぶりに大幅反落して取引を終了した。現地20日の米国株安を受け、朝方から売りが先行。弱含みの展開となるなか、日経平均株価は午後1時53分に、同578円15銭安の3万3097円79銭まで下げ幅を拡大する場面もみられた。時間外取引の米株価指数先物は上昇したが、国内株の反応は限られ、安値圏での推移となった。東証プライム市場の出来高は13億7002万株、売買代金は3兆4482億円。騰落銘柄数は値上がりが293銘柄、値下がりは1316銘柄とプライム市場の8割近くとなり、変わらず50銘柄だった。

 市場では「海外投資家がクリスマス休暇を取得する時期に入り、市場参加者の減少から積極的な売買は限られるとみられ、個別株への物色が中心になりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株が下落。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株も安い。出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、SOMPOH<8630>、東京海上<8766>などの保険株も軟調。アステラス薬<4503>、中外薬<4519>などの医薬品株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も弱い。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの陸運株が上昇した。

 個別では、東洋建設<1890>、アクシージア<4936>、SBテクノ<4726>、セルソース<4880>、JSB<3480>などが下落。半面、アカツキ<3932>、ギフトHD<9279>、邦ガス<9533>、タムロン<7740>、川崎汽<9107>などが上げた。

提供:ウエルスアドバイザー社