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国内市況ニュース

日経平均は316円高と大幅続伸、米株高・円安で買い先行―全33業種が上昇=19日前場

2023-07-19 11:47:00.0

 19日前場の日経平均株価は前日比316円41銭高の3万2810円30銭と大幅続伸。朝方は、買いが先行した。18日の米国株式市場では、好決算が相次いだ金融をはじめ広範囲に物色され、主要3指数が上昇し、連日で年初来高値を更新。円安・ドル高も支えとなり、日経平均は上げ幅を拡大し、前場中盤には3万2873円15銭(前日比379円26銭高)まで上伸した。その後、戻り売りに伸び悩む場面もあったが、下値は限定され、前引けにかけて3万2800円近辺で推移した。全般は値がさ主力株を中心に幅広く買われた。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の59円弱を筆頭にソフバンG<9984>が32円強、東エレク<8035>が13円強と続いた。東証業種別株価指数は全33業種が上昇し、値上がり率上位には海運、証券商品先物、鉱業、輸送用機器などが並んだ。東証プライム銘柄の84.8%が上昇した。

 東証プライムの出来高は6億2272万株、売買代金は1兆6743億円。騰落銘柄数は値上がり1556銘柄、値下がり231銘柄、変わらず47銘柄。

 市場からは「基本的には、主要企業の決算やFOMC(米連邦公開市場委員会、25−26日)、日銀金融政策決定会合(27−28日)を控え、様子見の週になるが、米利上げはあと1回で終了とみられ、米金融大手の決算も好調だ。一方、日銀決定会合で仮にYCC(=イールドカーブコントロール、長短金利操作)の修正があっても一時的な影響にとどまり、国内企業の決算は概ね堅調とみられ、日米ともに期待感が広がりつつあるようだ」(国内投信)との声が聞かれた。

 業種別では、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株が堅調。野村<8604>、大和証G<8601>、SBI<8473>などの証券商品先物株も高く、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も引き締まった。日産自<7201>、トヨタ<7203>、三菱自<7211>などの輸送用機器株や、住友不<8830>、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も買われた。第一三共<4568>、エーザイ<4523>、アステラス薬<4503>などの医薬品株も値を上げた。

 個別では、ムゲンエステ<3299>がストップ高カイ気配となり、ヨシムラFH<2884>、東名<4439>などの上げが目立った。半面、ファーマF<2929>、HIOKI<6866>、MSOL<7033>などが値下がり率上位。

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