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国内市況ニュース

日経平均は508円高と3日ぶり大幅反発、米国株高で買い先行―東証プライム銘柄の8割超が上昇=9日前場

2023-06-09 11:46:00.0

 9日前場の日経平均株価は前日比508円49銭高の3万2149円76銭と3日ぶりに大幅反発。朝方は、広範囲に買いが先行した。米金融引き締め長期化への警戒感が後退し、8日の米国株式市場で主要3指数が上昇。きのう日経平均が大幅続落した反動もあり、先物主導で上げ幅を拡大し、一時3万2240円05銭(前日比598円78銭高)まで上伸した。その後、利益確定売りに伸び悩んだが、下値は限定された。なお、日経平均先物・オプション6月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は3万2018円38銭。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>が132円強と突出し、ダイキン<6367>が29円強、第一三共<4568>が19円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、卸売、医薬品、電気・ガスなど29業種が値上がりし、海運、空運など4業種が値下がりした。東証プライム銘柄の84.3%が上昇した。

 東証プライムの出来高は8億8647万株、売買代金は2兆5741億円。騰落銘柄数は値上がり1546銘柄、値下がり230銘柄、変わらず58銘柄。

 業種別では、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>などの卸売株が上昇。第一三共<4568>、中外薬<4519>、エーザイ<4523>などの医薬品株や、関西電力<9503>、中国電力<9504>、北陸電力<9505>などの電気・ガス株も高い。コマツ<6301>、ジェイテクト<6473>、SMC<6273>などの機械株や、ブリヂス<5108>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も値を上げ、任天堂<7974>、アシックス<7936>などのその他製品株も引き締まった。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>などの輸送用機器株や、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、安川電機<6506>などの電機株も買われた。

 半面、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株や、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株がさえない。石油資源<1662>、K&Oエナジ<1663>などの鉱業株も安い。

 個別では、メディアスH<3154>、アルトナー<2163>、エフテック<7212>などが値上がり率上位。半面、アイル<3854>、巴工業<6309>、アイモバイル<6535>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社