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国内市況ニュース

日経平均は26円高と小反発、米株高・円高一服で買い先行も上げ幅縮小―銀行株は堅調=18日前場

2023-07-18 11:51:00.0

 3連休明け18日前場の日経平均株価は前週末比26円99銭高の3万2418円25銭と小反発。朝方は、買いが先行した。17日の米国株式市場は、JPモルガン・チェースの好決算を背景にした金融株買いなどを受け、主要株価指数が上昇。円高一服も支えとなり、日経平均は前場の早い段階で3万2714円59銭(前週末比323円33銭高)まで上伸した。ただ、一巡後は利益確定売りに上げ幅を縮小し、前引け近くには3万2415円68銭(同24円42銭高)まで押し戻された。なかで、米金融株高を反映し、銀行株の堅調さが目立った。

 日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の25円強を筆頭にリクルートH<6098>が7円弱、エーザイ<4523>が6円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、金属製品、空運など17業種が値上がりし、石油石炭製品、鉱業、サービスなど16業種が値下がりした。東証プライム銘柄の66.7%が上昇した。

 東証プライムの出来高は6億2573万株、売買代金は1兆6675億円。騰落銘柄数は値上がり1225銘柄、値下がり550銘柄、変わらず59銘柄。

 市場からは「朝は勢いよく上昇したが、25日移動平均線がネックとして意識され、利食い売りに傾いた。決算待ちで、しかも来週はFOMC(米連邦公開市場委員会、25−26日)、日銀金融政策決定会合(27−28日)を控えており、結果を見るまでは積極的に動きづらい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、りそなHD<8308>などの銀行株が上昇。SUMCO<3436>、洋缶HD<5901>などの金属製品株や、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も高い。トヨタ<7203>、スズキ<7269>、デンソー<6902>などの輸送用機器株や、商船三井<9104>、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株も引き締まった。味の素<2802>、東洋水産<2875>、サントリBF<2587>などの食料品株も買われた。

 半面、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が軟調。エムスリー<2413>、楽天グループ<4755>、OLC<4661>、などのサービス株も安い。

 個別では、DDグループ<3073>がストップ高カイ気配となり、サーバーW<4434>がストップ高。古野電気<6814>、ヨシムラFH<2884>などの上げも目立った。半面、テラスカイ<3915>、anfac<7035>、JNS<3627>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社