ウエルスアドバイザーYouTubeチャンネル かんたんファンド検索 詳細条件でファンドを検索 ファンドの見直し

国内市況ニュース

日経平均は83円安と続落、前場終値近辺でもみ合い―ファストリテのマイナス寄与度94円強=5日後場

2023-07-05 15:18:00.0

 5日後場の日経平均株価は前日比83円82銭安の3万3338円70銭と続落。朝方は、売りが先行した。4日の米国市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、日経平均は高値圏で利益確定売りが出やすく、前場の早い段階で3万3041円14銭(前日比381円38銭安)まで下落した。ETF(上場投資信託)の分配金捻出売りへの警戒も重しとなった。ただ、押し目買い意欲は根強く、前場中盤には3万3389円22銭(同33円30銭安)まで引き戻す場面もあった。後場は再度持ち直したが、買いは続かず、総じて前場終値3万3303円00銭(同119円52銭安)近辺でもみ合った。

 なかで、6月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が7カ月ぶりに前年比で減少したファストリテ<9983>のマイナス寄与度が94円強となり、指数の重しとなった。東証業種別株価指数(全33業種)では、精密、陸運、銀行など16業種が値下がりし、海運、医薬品、保険など17業種が値上がりした。東証プライム銘柄の61.3%が下落した。

 東証プライムの出来高は13億9100万株、売買代金は3兆3634億円。騰落銘柄数は値上がり632銘柄、値下がり1126銘柄、変わらず77銘柄。

 業種別では、HOYA<7741>、ニコン<7731>、シチズン時計<7762>などの精密株が軟調。東武<9001>、JR西日本<9021>、近鉄GHD<9041>などの陸運株や、三菱UFJ<8306>、千葉銀行<8331>、セブン銀行<8410>などの銀行株も売られた。三越伊勢丹<3099>、高島屋<8233>、良品計画<7453>などの小売株や、マルハニチロ<1333>、サカタのタネ<1377>などの水産・農林株も値を下げた。三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸関連株や、キリンHD<2503>、サッポロHD<2501>などの食料品株もさえない。

 半面、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株が堅調。第一三共<4568>、エーザイ<4523>、住友ファーマ<4506>などの医薬品株も高い。第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、MS&AD<8725>などの保険株も買われ、日本製鉄<5401>、大平金<5541>、合同鉄<5410>などの鉄鋼株も値を上げた。

 個別では、コプロHD<7059>、インフォMT<2492>、F&LC<3563>などが値下がり率上位。半面、アスクル<2678>、大同メタ<7245>、ネクステージ<3186>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社