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国内市況ニュース

日経平均は94円安と反落、持ち高調整売りに下げ転換―値がさ主力株が指数圧迫=25日前場

2023-07-25 11:43:00.0

 25日前場の日経平均株価は前日比94円97銭安の3万2605円97銭と反落。朝方は、24日の米国株高を支えに買いが先行したが、日経平均はすかさず下げに転じた。主要企業の4−6月期決算や日米の金融政策決定会合を控え、持ち高調整売りも出やすく、一時3万2561円09銭(前日比139円85銭安)まで下落した。その後の戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。なかで、値がさ主力株が軟調となり、指数を圧迫した。

 日経平均マイナス寄与度では、ファストリテ<9983>の58円弱を筆頭に東エレク<8035>が30円弱、アドバンテスト<6857>が10円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、鉱業、石油石炭製品、非鉄金属など21業種が値上がりし、保険、その他製品、空運など12業種が値下がりした。東証プライム銘柄の55.8%が上昇し、TOPIX(東証株価指数)の3営業日続伸(前日比1.80ポイント高の2282.98ポイント)につながった。

 東証プライムの出来高は6億6233万株、売買代金は1兆5967億円。騰落銘柄数は値上がり1024銘柄、値下がり729銘柄、変わらず82銘柄。

 業種別では、SOMPOH<8630>、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>などの保険株が軟調。任天堂<7974>、大日印<7912>などのその他製品株や、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株もさえない。リクルートH<6098>、楽天グループ<4755>、セコム<9735>、サイバー<4751>などのサービス株や、ネクソン<3659>、トレンド<4704>、コナミG<9766>などの情報・通信株も売られた。中外薬<4519>、エーザイ<4523>、アステラス薬<4503>などの医薬品株も値を下げた。

 半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株が堅調。住友鉱<5713>、大阪チタ<5726>、邦チタ<5727>などの非鉄金属株も高く、野村<8604>、大和証G<8601>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株も値を上げた。

 個別では、インソース<6200>、東名<4439>、メドレー<4480>などが値下がり率上位。半面、ウェルビー<6556>、IDOM<7599>、ゲンキードラ<9267>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社