メッセージ 1
世界各地に配分される豊富な資金と
130年超の長期運用ノウハウ
- マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社代表取締役社長
山本 真一氏
保険会社グループの運用部門ならではの長期投資志向
マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション（以下、マニュライフFC）は、1887年、カナダの初代首相ジョン・A・マクドナルド卿を社長として設立されました。その後、保険を中心とした様々な金融サービスを提供する世界有数の総合金融グループとして成長しました。我々マニュライフ・インベストメント・マネジメント（以下、当社）は、その長い歴史と伝統を誇るグローバル企業であるマニュライフFC傘下の資産運用会社です。
当社の設立は1949年と、資産運用会社の中では歴史が浅く感じられるかもしれませんが、当社はグループ内の保険会社が契約者から集めた保険金などの運用を手掛けていたマニュライフFCの一部門を前身としているため、実際にはマニュライフFCの設立当初から130年以上、資産運用の歴史を刻んできたと言えます。そこで蓄積した運用ノウハウをもとに、年金基金や機関投資家、個人投資家など幅広いお客様の運用ニーズにお応えするためにソリューションの提供を始めたのが、当社の資産運用サービスの始まりです。
マニュライフFCは、カナダおよびアジア地域ではマニュライフ、米国ではジョン・ハンコックのブランドで事業を展開しています。保険ビジネスを中核に添えた金融グループに属する資産運用会社ならではの特徴としては、まず、当社がすべての運用で長期投資を前提に考えていることが挙げられます。生命保険の掛け金など息の長い資金を運用する際には、数十年といった投資期間を考えることが一般的であり、それがそのまま当社のカルチャーとして引き継がれています。
マニュライフ・インベストメント・マネジメント株式会社
代表取締役社長
山本 真一氏
グローバルなネットワークとローカルな知見
また、グループが持つネットワークから提供される豊富な運用資金も、保険会社グループならではの特徴です。冒頭でご説明した通り、マニュライフFCは世界各地に保険を中心としたサービス拠点を設け、世界中で3,400万人超のお客様に保険等の金融サービスを提供しています＊。
通常、グローバルに運用ビジネスを展開する場合でも、コストや集金能力の観点から、ローカル拠点を多く持つことは難しいケースがあります。しかし当社は、グループの盤石な財務基盤に加え、各国で保険ビジネスを展開することによるローカル資金の獲得により、各地域に根差した強固な運用体制を敷くことが可能となっています。
特にマニュライフFCは、アジアについては1897年に中国、香港へ進出するなど、120年以上前から同地域へ注力する姿勢を示してきました。日本へは1901年に進出し、日本に最初に進出した外資系生命保険会社の一社として、確かな地位を確立しました。世界大戦下においては撤退を余儀なくされましたが、1999年には日本への再参入を果たしました。それらのネットワークの中で、多くの運用拠点がそれぞれ実績を積み、ローカルな保険会社と同等にお客様との関係性を構築していることは、経済成長のドライバーたる同地域への投資において非常に大きな強みと言えます。
豊富な運用資金を背景に、世界19カ国・地域の拠点に600名超の運用プロフェッショナルがおり、なかでもアジアは10拠点、200名超の運用プロフェッショナルからなる資産運用ネットワークを有し、同地域においては世界最大級の充実した運用調査体制を構築しています。特に、転職率が高いと言われるアジア地域でも運用チームの定着率は高く、優秀な人材が集まっており、それが運用ノウハウの蓄積に繋がることで、結果的に長期的に良好な運用パフォーマンスが発揮できていることは、見逃せないメリットでしょう。
保険会社グループのDNAを受け継ぐ当社の運用は、「人生100年時代」を豊かに過ごすための資産運用を考える際に、これ以上ない特徴を持っていると自負しております。長い人生に寄り添うパートナーとなり皆様の資産形成にいっそう貢献できるよう、これからも邁進していきたいと考えています。
*2022年末
※情報は2023年3月末時点
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