インベストメントマネジメントの特徴は大きく2つあります。1つはアクティブ運用の比重が高いこと。もう1つは資産クラスや運用手法に応じて、強みを持つ7つの運用会社を傘下に抱えていることです。こうした体制を私たちはマルチインベストメントファームと称しています。その運用資産残高は約250兆円（2023年3月末時点）で、機関投資家向け運用資産額に限っても世界5位に位置付けられています（2021年12月末時点）。

個々の運用会社は、日本の個人投資家の方々にはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、業界では著名なブランドがいくつも存在します。例えば、株式運用であれば、英国のエディンバラに本社を構えるウォルター・スコットは、グローバル株式を対象に厳選投資を展開するアクティブ運用に長けた運用会社として有名です。英国のロンドンに本社があるニュートンは、次世代に向けたテーマを基にしたグローバルな株式運用が特徴です。

債券運用であれば、英国のロンドンを本拠地にするインサイトは年金運用で広がる債務連動型運用（LDI）のリーダーであり、欧州最大級の債券運用会社として認知されています。短期金融市場での運用戦略で充実したラインアップを持つドレイファスは米国のニューヨークが本社です。グローバルでさまざまな地域に本社を構える傘下の運用会社を通じて、バランスのとれた体制となっているのがBNYメロンのインベストメントマネジメントです。

私たち、BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパンはその名の通り、BNYメロンの資産運用事業の日本での窓口として、1998年に運用ビジネスを開始し、おかげさまで今年2023年に25周年を迎えました。年金、金融法人、リテール（投資信託）と幅広いお客さまからお預かりした資産を運用しています。グローバルでの運用規模を鑑みると、日本での資産運用ビジネスはまだまだ伸びしろがあり、個人のご投資家の方々にもBNYメロンという巨大な金融グループが持つ安心感や運用する投資信託について、ご理解いただける機会を増やし、お役に立って参りたいと考えています。