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日経平均は306円安と大幅反落、きのう大幅高の反動で利益確定売りが先行―値がさ株中心に軟調=4日前場

2023-07-04 11:45:00.0

 4日前場の日経平均株価は前日比306円55銭安の3万3446円78銭と大幅反落。朝方は、きのう日経平均が大幅に上昇し、バブル経済崩壊後の最高値を更新した反動で、利益確定売りが先行した。株価指数先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時3万3338円78銭(前日比414円55銭安)まで下落した。その後下げ渋ったが、戻りは限定された。中で、値がさ株中心に軟調となり、指数を圧迫した。

 日経平均マイナス寄与度では、第一三共<4568>の65円強を筆頭にファストリテ<9983>が36円強、ダイキン<6367>が29円弱と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、ゴム製品、卸売など25業種が値下がりし、銀行、海運、保険など8業種が値上がりした。東証プライム銘柄の58.4%が下落した。

 東証プライムの出来高は7億3092万株、売買代金は1兆7389億円。騰落銘柄数は値上がり689銘柄、値下がり1073銘柄、変わらず73銘柄。

 業種別では、アステラス薬<4503>、中外薬<4519>、エーザイ<4523>などの医薬品株が軟調。ブリヂス<5108>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株や、伊藤忠<8001>、三井物<8031>、三菱商<8058>などの卸売株も安い。コマツ<6301>、日立建機<6305>、SMC<6273>などの機械株も値を下げた。中部電<9502>、関西電<9503>、中国電<9504>などの電気・ガス株もさえず、三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸関連株も売られた。

 半面、みずほ<8411>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>などの銀行株が堅調。川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株も引き締まり、T&DHD<8795>、MS&AD<8725>などの保険株も値を上げた。

 個別では、テスHD<5074>、LinkU<4446>、長野計器<7715>などが値下がり率上位。半面、ネクステージ<3186>、日東精<5957>、千葉興銀<8337>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社