ウエルスアドバイザーYouTubeチャンネル かんたんファンド検索 詳細条件でファンドを検索 ファンドの見直し

国内市況ニュース

日経平均は548円安と大幅続落、さえない動きのなか安値圏で終了=3日後場

2023-08-03 15:29:00.0

 3日後場の日経平均株価は、前日比548円41銭安の3万2159円28銭と大幅続落して取引を終えた。朝方から、きのう2日の弱い動きが継続した。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の上昇や、短期的な戻りを期待する動きから、やや下げ渋る動きもみられた。ただ、積極的な買いに乏しいことから売り優勢の展開が続き、午後2時50分には、同565円44銭安の3万2142円25銭ときょうの安値を付けるなど、終日さえない動きとなった。為替市場では、一時1ドル=143円80銭台を付けるなど、午後に入り円安方向に振れたが、反応は限られた。東証プライムの出来高は17億9463万株、売買代金は4兆3391億円。騰落銘柄数は値上がり158銘柄、値下がり1666銘柄、変わらず11銘柄だった。

 市場では「24年3月期第1四半期(23年4−6月)の業績発表が本格化しているが、業績内容はまだら模様で、指数を押し上げるには力不足のようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、31業種が下落、海運とパルプ紙の2業種が上昇した。古河電工<5801>、住友電工<5802>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株が下落。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も安い。第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株や、AGC<5201>、TOTO<5332>などのガラス土石株も軟調。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株や、帝人<3401>、東レ<3402>などの繊維株も弱かった。一方、郵船<9101>、川崎汽<9107>などの海運株が上昇した。

 個別では、ヤマハ<7951>、NOK<7240>、カカクコム<2371>、テレ東HD<9413>、ダイセル<4202>などが下落。半面、Eガディアン<6050>、JVCKW<6632>、サンリオ<8136>、IWI<4847>、日本ライフL<7575>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社