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国内市況ニュース

日経平均は94円高と4日続伸、午後は再度プラス圏入り―連日でバブル後高値を更新=30日後場

2023-05-30 15:19:00.0

 30日後場の日経平均株価は前日比94円62銭高の3万1328円16銭と4営業日続伸。連日でバブル経済崩壊後の高値を更新した。午後は、再度プラス圏入りした。海外投資家とみられる株価指数先物買いが断続的に入り、切り返しの動きに一時3万1374円83銭(前日比141円29銭高)まで上昇した。その後は上値が重くなったが、3万1300円台は維持した。

 朝方は、29日の米国市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、高値警戒感から、いったん売りが先行したが、海外勢を中心に先高観は根強く、すかさず上げに転じた。ただ、利益確定売りに再び軟化し、前場終盤には3万1064円19銭(同169円35銭安)まで値を下げる場面もあった。

 日経平均プラス寄与度では、アドバンテスト<6857>の28円強を筆頭にファストリテ<9983>が26円強、ファナック<6954>が13円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、鉄鋼、精密、その他製品など7業種が値上がりし、保険、金属製品、水産・農林など26業種が値下がりした。東証プライム銘柄の65.2%が下落し、TOPIX(東証株価指数)の反落(前日比1.43ポイント安の2159.22ポイント)につながった。

 東証プライムの出来高は11億1540万株、売買代金は3兆194億円。騰落銘柄数は値上がり574銘柄、値下がり1197銘柄、変わらず63銘柄。

 業種別では、神戸鋼<5406>、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株が堅調。オリンパス<7733>、シチズン時計<7762>、セイコーG<8050>などの精密株や、任天堂<7974>、アシックス<7936>などのその他製品株も高い。日産自<7201>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>などの輸送用機器株や、東電力HD<9501>、関西電力<9503>、東ガス<9531>などの電気・ガス株も値を上げた。TDK<6762>、安川電機<6506>、キーエンス<6861>などの電機株も買われた。

 半面、SOMPOH<8630>、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>などの保険株が軟調。SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も安く、マルハニチロ<1333>、サカタのタネ<1377>などの水産・農林株もさえない。リクルートH<6098>、オリエンタルランド(OLC)<4661>、サイバー<4751>などのサービス株も売られた。

 個別では、ACCESS<4813>がストップ高となり、A&DHD<7745>、ソシオネクス<6526>などが値上がり率上位。半面、タマホーム<1419>、Fコーポ<1430>、住江織<3501>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社