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国内市況ニュース

日経平均は299円安と大幅続落、弱い地合いのなか安値圏でもみ合い=6日前場

2023-04-06 11:44:00.0

 6日前場の日経平均株価は、前日比299円58銭安の2万7513円68銭と大幅に続落して取引を終えた。午前9時23分には、同345円67銭安の2万7467円59銭を付け、取引時間中としては、3月28日以来の安値水準となる場面もみられた。きのう5日、4日ぶりに大幅反落した弱い地合いから、売りが先行。台湾総統の米国訪問で、米中の対立の深刻化が警戒されるなか、手控えムードが広がり、安値圏でのもみ合いとなったもよう。為替市場ではドル・円相場が、1ドル=131円10銭近辺で推移するが、朝方には一時130円台の後半まで円高が進み、株価の重しとして意識された。東証プライムの出来高は5億1883万株、売買代金は1兆3040億円。騰落銘柄数は値上がり389銘柄、値下がり1361銘柄、変わらず85銘柄だった。

 市場では「現地7日には米3月雇用統計が発表されるが、足元で米国の雇用関連指標が悪かったことから、慎重にならざるを得ず、利益確定売りが優勢となったようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、28業種が下落し、5業種が上昇。SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株や、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株が下落。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も安い。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株も軟調。オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株や、東洋紡<3101>、東レ<3402>などの繊維株も弱い。一方、東電力HD<9501>、中部電力<9502>などの電気ガス株がしっかり。

 個別では、HEROZ<4382>、TBASE<3415>、ダイセキS<1712>、三協立山<5932>、技研製<6289>などが下落。半面、クレオス<8101>、サンエー<2659>、オーバル<7727>、壱番屋<7630>、ネットプロテ<7383>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社