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日経平均は45円安と3日ぶり反落、終盤にかけ下げ幅縮小―ドレッシング買い思惑も=30日後場

2023-06-30 15:22:00.0

 30日後場の日経平均株価は前日比45円10銭安の3万3189円04銭と3日ぶりに反落。後場は序盤に向けて弱基調となったが、その後は下げ幅を縮小した。株価指数先物にまとまった買いが入ったこともあり、終盤には3万3232円89銭(前日比1円25銭安)まで引き戻した。市場では、「月末特有のドレッシング(お化粧)買いが入ったのではないか」(外資系証券)との指摘もあった。

 前場は、年金などによる月末・四半期末のリバランス(資金の再配分)売りが観測され、広範囲に軟化した。下げ幅を拡大し、3万2918円77銭(同315円37銭安)まで下落する場面があった。

 日経平均マイナス寄与度では、東エレク<8035>の22円弱を筆頭に第一三共<4568>が12円弱、テルモ<4543>が9円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、陸運、卸売、ゴム製品など25業種が値下がりし、海運、鉄鋼、繊維製品など8業種が値上がりした。東証プライム銘柄の60.2%が下落した。

 東証プライムの出来高は15億9740万株、売買代金は3兆7961億円。騰落銘柄数は値上がり655銘柄、値下がり1105銘柄、変わらず73銘柄。

 業種別では、塩野義薬<4507>、中外薬<4519>、小野薬<4528>などの医薬品株が軟調。西武HD<9024>、近鉄GHD<9041>、京王<9008>などの陸運株や、丸紅<8002>、三井物産<8031>、伊藤忠<8001>などの卸売株も安い。ブリヂス<5108>、住友ゴム<5110>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株や、リクルートH<6098>、エムスリー<2413>、電通グループ<4324>などのサービス株も売られた。JPX<8697>、東京センチュ<8439>その他金融株や、上組<9364>、住友倉<9303>などの倉庫運輸関連株も値を下げた。

 半面、郵船<9101>、川崎汽<9107>、商船三井<9104>などの海運株が堅調。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、合同鉄<5410>などの鉄鋼株も引き締まり、東レ<3402>、三陽商<8011>などの繊維製品株も高い。日産自<7201>、トヨタ<7203>などの輸送用機器株も買われた。

 個別では、サーバーW<4434>、ナガイレベ<7447>、コーセー<4922>などが値下がり率上位。半面、マーケットエンター<3135>、高島屋<8233>、三井ハイ<6966>などが値上がり率上位。

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