コーセー<4922.T>が急騰し、前日比１５００円ストップ高の９８６８円を付けた。その後は、同値のカイ気配となっている。８日引け後、２４年１２月期第１四半期（１−３月）の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、買い人気を集めた。

　第１四半期決算は、売上高が７７５億８３００万円（前年同期比１３．８％増）、経常利益が１０２億８２００万円（同５４．１％増）だった。中国において減収となったものの、日本では全てのセグメントにおいて売上が伸長。加えて、欧米を中心に展開する「タルト」が実績をけん引したことで増収を確保した。利益面では、日本とタルトにおいて大幅に増収となり、原価率および販管費率が低下したことも寄与した。

　２４年１２月期業績予想は、売上高３１２０億円（前期比３．９％増）、経常利益２０８億円（同２．７％増）を据え置き。

　また同社は８日、米アイ・ピース（テキサス州）、レジュ（東京都港区）と、顧客自身のｉＰＳ細胞からの抽出成分「ｉＰＳＦ」を配合したパーソナライズ美容商品の開発・提供を目指し技術提携すると発表している。

提供：ウエルスアドバイザー社

▽小池酸<6137.T>、２４年３月期の連結業績予想を上方修正

▽フクダ電<6960.T>、２４年３月期の連結業績予想を引き上げ、期末配当予想を従来の８５円から１０５円（前期実績１００円）に増額

▽東レ<3402.T>、２４年３月期の連結業績予想を下方修正

▽ゼビオＨＤ<8281.T>、２４年３月期の連結業績予想を引き下げ

▽ナガホリ<8139.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は７億円から１０億２２００万円（前期比８６．８％増）に増額した。自社催事や顧客催事などの販売活動に取り組んだ。金製品の需要拡大のなか、小判のヒット商品にも恵まれた

▽ＧＦＣ<7559.T>、２４年３月期業績計画の修正を発表。連結売上高は減額したものの、営業利益は５億２１００万円から８億５０００万円（前期比２９．４％増）に増額。原材料価格の高騰に伴う価格転嫁の推進、生産性の向上、コスト削減効果が寄与する

▽マツダ<7261.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は２５００億円から２５０５億円（前期比７６．４％増）、為替差益の乗った経常利益は２５４０億円から３２０１億円（同７２．２％増）に増額した

▽石川製<6208.T>、２５年３月期に１株１０円の配当を実施すると発表。１９９５年以来、３０期ぶりの復配

▽コニカミノルタ<4902.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は１８０億円から２６０億円（前期実績は９５１億円の赤字）に修正

▽ラクオリア薬<4579.T>、新規ＴＲＰＭ８遮断薬の豪州における第１相臨床試験開始を発表

▽主な決算発表＝ＮＳＤ<9759.T>、レノバ<9519.T>、ヤマトＨＤ<9064.T>、富士急<9010.T>、オリックス<8591.T>、クリナップ<7955.T>、Ｕアローズ<7606.T>、太陽誘電<6976.T>、ローム<6963.T>、コーセー<4922.T>、ファンケル<4921.T>、ライオン<4912.T>、トレンド<4704.T>

▽主な上方修正＝福島銀<8562.T>、三谷商<8066.T>、竹田ｉＰ<7875.T>

▽主な下方修正＝学究社<9769.T>、サイバーバズ<7069.T>、東芝テック<6588.T>

▽主な月次発表＝ＭＶ東海<8198.T>、ＭｒＭａｘＨ<8203.T>、オンワードＨ<8016.T>、長瀬産<8012.T>、幸楽苑ＨＤ<7554.T>

提供：ウエルスアドバイザー社

▽ナガホリ<8139.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は７億円から１０億２２００万円（前期比８６．８％増）に増額した。自社催事や顧客催事などの販売活動に取り組んだ。金製品の需要拡大のなか、小判のヒット商品にも恵まれた。

▽ＧＦＣ<7559.T>、２４年３月期業績計画の修正を発表。連結売上高は減額したものの、営業利益は５億２１００万円から８億５０００万円（前期比２９．４％増）に増額。原材料価格の高騰に伴う価格転嫁の推進、生産性の向上、コスト削減効果が寄与する。

▽マツダ<7261.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は２５００億円から２５０５億円（前期比７６．４％増）、為替差益の乗った経常利益は２５４０億円から３２０１億円（同７２．２％増）に増額した。

▽石川製<6208.T>、２５年３月期に１株１０円の配当を実施すると発表。１９９５年以来、３０期ぶりの復配となる。

▽コニカミノルタ<4902.T>、２４年３月期業績計画の上方修正を発表。連結営業利益は１８０億円から２６０億円（前期実績は９５１億円の赤字）に修正した。

▽ラクオリア薬<4579.T>、新規ＴＲＰＭ８遮断薬の豪州における第１相臨床試験開始を発表。

▽主な決算発表＝ＮＳＤ<9759.T>、レノバ<9519.T>、ヤマトＨＤ<9064.T>、富士急<9010.T>、オリックス<8591.T>、クリナップ<7955.T>、Ｕアローズ<7606.T>、太陽誘電<6976.T>、ローム<6963.T>、コーセー<4922.T>、ファンケル<4921.T>、ライオン<4912.T>、トレンド<4704.T>

▽主な上方修正＝福島銀<8562.T>、三谷商<8066.T>、竹田ｉＰ<7875.T>

▽主な下方修正＝学究社<9769.T>、サイバーバズ<7069.T>、東芝テック<6588.T>

▽主な月次発表＝ＭＶ東海<8198.T>、ＭｒＭａｘＨ<8203.T>、オンワードＨ<8016.T>、長瀬産<8012.T>、幸楽苑ＨＤ<7554.T>

＊午後３時３０分時点

提供：ウエルスアドバイザー社

　７−８月にフランス・パリで行われる第３３回夏季五輪の開催が近づいてきた。代表選手も内定しつつある中で、関連銘柄をチェックしておきたい。

＜新競技「ブレイキン」など＞

　パリ五輪は１９２４年以来１００年ぶり３回目となる。前回の東京五輪はコロナ禍により１年遅れ（２０２１年）で開催されたが、今回は本来の４年周期に戻り、７月２６日から１６日間をかけ３２競技・３２９種目が行われる。

　注目競技の１つが、東京大会から採用されたサーフィンやスポーツクライミング、スケートボードのほか、今回の新正式種目である「ブレイキン（ブレイクダンス）」だ。ブレイキンは「Ｓｈｉｇｅｋｉｘ」こと半井重幸をはじめ、世界トップクラスの日本人がいるほか、ファッションやポップカルチャーとの親和性が高く話題を集めやすい。

　フルキャストホールディングス<4848.T>はプロダンスリーグ「Ｄリーグ」を運営し、同リーグのチームも所有している。Ｄリーグのネーミングライツを持つ第一生命ホールディングス<8750.T>のほか、マクセル<6810.T>やコーセー<4922.T>のチームも有力選手を抱えている。

　また、６月に最終予選が行われるスケートボードでは、東京五輪で金メダルを獲得した西矢椛らがサンリオ<8136.T>に所属している。

＜陸上のアシックス、自転車も＞

　陸上では、マラソン代表の内定者で、エース格の大迫傑はＧＭＯインターネットグループ<9449.T>とパートナーシップ契約を結んでいる。８月末の満了後は更新しない意向だが、パリ五輪はまだ期間内だ。また、小山直城がホンダ<7267.T>、赤崎暁が九電工<1959.T>に所属している。

　女子ではメダル獲得が期待される前田穂南が天満屋ストア<9846.T>をグループに持つ天満屋に所属。前田は厚底シューズで知られるアシックス<7936.T>を使用しており、活躍が同社の売上にも反映されそうだ。

　また、アシックスはパリ五輪に関し、日本選手団のゴールドパートナー（最上位スポンサー）でもある。その下の区分であるオフィシャルパートナーの味の素<2802.T>、パーク２４<4666.T>などもマークしておきたい。

　今後に代表選手が決定する自転車は、パリの中心部にあるシャンゼリゼ通りなどで競技が行われる。自転車部品のシマノ<7309.T>や、自転車専門店のあさひ<3333.T>、ＤＡＩＷＡ　ＣＹＣＬＥ<5888.T>などに注目度が集まりそうだ。

提供：ウエルスアドバイザー社

　大和証券は２８日付で、コーセー<4922.T>の投資判断「３」（５段階中３位）を継続した。目標株価は９９１０円から７０６０円に引き下げた。

　同証券では、短期業績の不透明感が強いと考えている。２４年１２月期の会社側の売上高見通しは、中華圏の事業環境が楽観的な印象だとみている。

　午後１時１１分時点の株価は、前日比１５４円安の７９３４円。

提供：ウエルスアドバイザー社